鬼舞辻無惨の妹２

漆拾壱　お館様の病が治った！？ ページ24

無一郎サイド

緊急柱合会議が行われる僕たち柱はお館様の邸宅に呼ばれた。

また上弦が倒されたこと、人を救う鬼が現れたことを話し合うらしい。

Aを除いた全員が揃い、お館様を待っている。

なんでAはいないの？

実「あーあァ。羨ましいことだぜぇ。なんで俺は上弦遭遇しねぇのかねぇ。」

小「こればかりは遭わない者はとんとない。柱の中で飛び抜けて遭遇率が高いのは月霞か。上弦の壱から陸全て遭遇している。甘露寺、その後体の方はどうだ？」

Aは未来を知っているからいつ上弦が出るのかわかるんだろうな。

だから遭遇率が高いのだと思うよ。

蜜「あっ、うん！ありがとう！随分良くなったよ！」

悲「死なずに上弦を倒したのは尊いことだ。だがそこに人を助ける鬼が関わっている。」

煉「よもや！竃門少年の妹の他にも人を助ける鬼がいたとは！」

宇「おい時透。お前、鬼に日輪刀を渡したと聞いたが、どう言うことだ？」

あっどう説明すればいいんだろう。

困ったなあ。僕が考え込んでいると襖が開き、お館様が入ってきた。

次の瞬間、僕を含めた柱全員が目を丸くした。

え！？

お館様の病気が治ってるんだけど。

何が起きたの？

館「おはよう。皆。今日はとてもいい天気だね。」

無「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。失礼ながら何故病気が治っていらっしゃるのでしょうか？」

やったー。言えた。

館「病気はAに治してもらったよ。」

えっAが！？

まず治るものなの？

でもAなら治せたのかもしれない。

だってAは鬼舞辻の呪いをすぐに解いたみたいだから。

とは言え信じがたいなあ。

実「お館様、それはどう言うことでしょうか？」

館「今から本人に説明してもらうよ。A、出ておいで。」

漆拾弐　鬼だと言う証明→←漆拾　お館様に呼び出される

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す