検索窓
今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:121,208 hit

伍拾 三百年前の懐かしい気配 ページ3

私は無一郎と一緒に任務の村へと向かった。

村についたわけではないので、まだ無一郎はわからないだろうけど今まで鬼と会った中で一番無惨と近い気配がする。

今まで会った上弦の中でも圧倒的に強者の気配だ。

もしかして上弦の壱の黒死牟かな?

黒死牟の月の呼吸の攻撃は異次元の速さに変則的で歪な太刀筋。

私の月の呼吸も血鬼術で強化すると黒死牟と同じようになるけど。

戦闘経験の少ない者は初見で避けることは不可能。

つまり無一郎が避けるのは困難ということ。

無一郎を私が守らないといけない。

原作のように手を斬り落とされたりしないためにも。

無一郎と人気のない村の道を歩いていると遠くから鬼がこちらに迫ってきていることがわかる。

さっきよりもその鬼の気配はどんどん近づいてきているようだった。

この懐かしい気配は間違えなく黒死牟だ。

戦国時代を思い出す。私は原作を知っていたのに厳勝が鬼になることを止められなかった。

そのせいで縁壱は鬼殺隊を追い出されてしまうのよね。

少し懐かしさに浸っている時に無一郎が後ろを振り向く。

無一郎の日輪刀を持つ手は震えていた。

きっと今まで感じたことのない黒死牟からの強者の気配に怖気が止まらないのだろう。

鬼はいつのまにか私たちの背後に立っていた。

黒「お前達は・・・鬼狩りか・・・。」

漫画で見たことがあるから私は混乱しないけど六つある目に恐ろしさを感じる。

黒「ん・・・?お前達は・・・何やら・・・懐かしい気配だ・・・。」

黒死牟は私達を透き通る世界でみている様子。

でも私の正体は透き通る世界では見抜けないよ。

無惨でさえ私の正体を見抜けないから。

黒「うむ・・・やはり・・・そうか・・・。女の方は・・・見てもわからぬ・・・だか懐かしい。お前達の・・・名前は・・・なんと言う・・・。」

『私は月霞A』

黒「Aか・・・同じ名だ・・・しかし朧月では・・・ないのだな・・・。」

朧月は私が戦国時代に名乗っていた苗字だ。

無「時透・・・無一郎。」

無一郎まで喋り方が黒死牟に似てきた。

怖がってるだけだと思うけど。

黒「成る程・・・そうか・・・絶えたのだな継国の名は・・・」

無「継国?誰のことだ?」

原作と同じセリフになってきてるわ。

伍拾壱 強者→←これまでの話の流れ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (145 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
627人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , トリップ , 救済
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 天才 (8月19日 19時) (レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 黒死牟が味方なんて素敵過ぎるぅーーー (2021年6月16日 3時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - すっごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年11月23日 16時) (レス) id: e38fcce1ea (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - この作品、面白くて大好きです! (2020年6月13日 23時) (レス) id: b99d983c73 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち(プロフ) - 面白いです! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 1aea6c2a36 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:舞菜 | 作成日時:2020年5月25日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。