陸拾陸 上弦の肆2 ページ19
蜜璃サイド
私の意識が戻った時、いきなりあたりを霞が包んだ。
さっき立ち込めた霞と同じような気配。
霞が晴れると私に止めを刺そうとしていた上弦の肆の体が吹き飛んでいた。
えっ何が起こったのかしら?
炭治郎君や禰豆子ちゃん、玄弥君はある方向を見て唖然としていた。
みんなの視線を追うとそこには白髪で黄色の瞳の鬼がいた。
とても美しい女の子の容姿をしていて思わず見惚れてしまった。
さっきの霞はこの鬼の血鬼術?
もしかしてこの鬼は私を助けてくれたの?
『大丈夫?』
その鬼が私に聞いてきた。
この声気を失う前に聞いた。
まるでお館様の声みたい。
聞いてると落ち着く。
蜜「だっ大丈夫です。」
『無事でよかったよ。』
鬼が心から安心したような表情をした。
どうして私と会ったこともない鬼が助けてくれたのかしら?
聞き間違えかもしれないけどあの鬼が意識を失う前に私の名前を言ってた。
なんで知ってるのかな?
本当に会ったことないよ。
その時鬼の体が復活した。
憎「信じ難いな。貴様は鬼じゃないか。何故邪魔をする?」
上弦の肆が女の子の鬼を睨む。
憎「不愉快極まれり。鬼狩りの味方だとは。あの御方のためにも葬らなくては。」
『私を葬るって?できるものならやってみな。私と鬼舞辻が対峙して慌てて逃げてったのはあいつなんだけどなあ。向こうが本気出していないのも確かだったけど。』
女の子の鬼は余裕そうな笑みでそう言った。
えっ鬼舞辻と対峙したことあるの?
言っていることが本当ならばこの女の子の鬼は鬼舞辻と同等の力を持っている。
627人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雫 - 天才 (8月19日 19時) (レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 黒死牟が味方なんて素敵過ぎるぅーーー (2021年6月16日 3時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - すっごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年11月23日 16時) (レス) id: e38fcce1ea (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - この作品、面白くて大好きです! (2020年6月13日 23時) (レス) id: b99d983c73 (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち(プロフ) - 面白いです! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 1aea6c2a36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:舞菜 | 作成日時:2020年5月25日 15時