鬼舞辻無惨の妹１

肆拾伍　行方知れずの善逸 ページ46

善逸が吹き飛ばすのは阻止することができたけれど堕姫に目をつけられたのか行方知れずになってしまった。

善逸君、大丈夫かな？心配だな。

善逸君が行方知れずということは堕姫との戦いももうすぐかな。

なんか嫌な予感がする。

まさか鯉夏花魁を堕姫が食べようとするのは今日の夜かな。

気配に集中して堕姫の居場所を探す。

堕姫の気配がときと屋の方に向かっている。

私は急いで後を追った。

堕姫が鯉夏花魁の部屋に入っていった。

鯉「何か忘れ物？」

堕「そうよ。忘れないように喰っておかなきゃ。アンタは今夜までしかいないから。ねぇ鯉夏。」

襖を開いた時にはすでに鯉夏花魁が帯に縛られていた。

『鯉夏花魁を放して。』

堕「アンタなんでここにいるの？アンタを殺す気は無かったんだけどね。みられちゃったならしょうがないわ。」

帯が私の方へ飛んでくる。

刀持ってないんだよね。どうしよう。

鬼にならないと戦えない。

そうしているうちに帯に足が切断された。

私は姿を鬼へと変えた。

凄いスピードで足が再生されていく。

堕「は？アンタ鬼だったの？ならどうして邪魔するのよ。」

私が上弦の零とはわからないみたい。

そこはバレないように姿をかえている。

『血鬼術 伍ノ霞 霞雲の海』

鯉夏花魁に巻きついていた帯を吸収して助けた。

『大丈夫ですか？危険ですからなるべく私達から離れていてください。』

ドオン。

私は鯉夏花魁に意識がいっていた間に吹き飛ばされた。

それなりに素早いのね。

上弦の零の私にとっては大したことないけど。

炭治郎と堕姫が戦い始めた。

私は猗窩座の時と同じくあの計画の準備を始めることにした。

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