鬼舞辻無惨の妹１

肆拾壱　目覚める ページ42

Aサイド

猗窩座は人を鬼から守ることを決意したようだった。

よかった。

あっしまった。

この気配はまさか私、血鬼術を屋敷にかけたまま眠っていたの？

それは外から見れば月柱邸消失じゃない。

どうしよう。慌てて血鬼術を解く。

そのうえ、私は任務からそのまま自分の屋敷に来ている。

つまり私は鬼殺隊からすると行方不明だ。

冗談抜きでやばいって。

私何日寝ていたのかな？

海「二週間も屋敷で呑気に眠るな！みんな心配していると思ってんだ！今すぐ本部に行き事情を説明しろ！」

海に怒られた。

眠るなって言われても血鬼術の使いすぎだからどうしようもないよ。

『猗窩座、ちょっと行ってくるね。』

私は慌てて屋敷を飛び出した。

産屋敷邸へと向かう。

あまね様が出迎えてくれた。

館「A、なにがあったんだい？行方不明になったと心配していたよ。」

『私は任務で上弦の参、猗窩座と対峙した後そのまま自分の屋敷に帰りました。猗窩座は逃亡してしまいました。それで血鬼術の使いすぎのせいで何日間も寝てしまっていたようです。皆さんには心配をおかけして申し訳ないです。』

館「月柱邸の消失したとの噂について何か知ってるかい？」

『それは私の血鬼術のせいです。』

館「鬼殺隊の混乱を招くことになるからそのようなことは次起こさないように。」

『御意。』

そういえば炭治郎達の様子見に行きたいから蝶屋敷行こう。

蝶屋敷に行ってみるとカナエちゃんやしのぶちゃん、アオイちゃんなどが「心配しました。」と言って、抱きついてきた。

かまぼこ隊もやってきた。

炭「A、心配したぞ。」

善「Aちゃん寂しかったよ。なんでいなくなったの？」

伊「A之助、親分を心配させるな。」

なんかすごい賑やかなんだけど。

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