鬼舞辻無惨の妹１

参拾　私と禰豆子ちゃん ページ31

館「最後にしのぶ、Aの腕の手当てはやってはいけないよ。」

あっ私のこと気遣って言ってくれたんだ。

『お館様、ありがとうございます。』

し「それはどういうことですか？」

館「詳しいことは教えられないよ。」

柱合会議が終わる。

私が鬼であること柱は誰も知らないんだよね。

カナエちゃんや冨岡さんなら教えても認めてくれると思うなあ。

カナエ「Aちゃん、腕は大丈夫なのね。」

心配してくれている。

『大丈夫だよ。カナエさん、少し話をしたいから私の屋敷に来てくれない？』

カナエ「いいわよ。」

私が鬼だということ炭治郎が知っているならば鬼と人間が仲良くするという夢を持っているカナエさんにも話そうかなと思った。

私や禰豆子ちゃんがカナエちゃんの夢の第一歩となるだろうから。

カナエちゃんを自分の屋敷に案内する。

そういえば私の屋敷に誰かを招待するのは初めてだわ。

カナエ「Aちゃんの屋敷って初めてきたわ。」

『人を招待するの初めてだよ。』

カナエ「それで話したい事って何かしら？」

『私のことについてなんだけど。少し後ろ向いててくれる？』

後ろを向いてくれる。

私はその間に私は本来の鬼である姿になった。

『いいよ。こっち向いて。』

カナエちゃんが目を見開いている。

カナエ「えっ！？私を助けてくれた鬼。」

『そうだよ。私、月霞Aは鬼なの。月霞は偽名だけど。』

カナエ「私を助けてくれた鬼ってAちゃんだったのね。助けてくれてありがとう。」

よかった。この人なら私を認めてくれる。

『それから私の本当の苗字は鬼舞辻で無惨の妹なの。無惨に鬼にされたけど人を守りたいから人を食べず、平安時代から鬼を狩ってきたの。』

カナエ「そうだったのね。私の夢は人と鬼が仲良くすることなのよ。Aちゃんや禰豆子ちゃんのような鬼もいて良かった。」

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