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弐拾肆家族のような温もり ページ25

私は目覚めた。ここはどこかしら。

珠「目覚めましたか。」

えっ珠世さんだ。久しぶりだ。

『珠世さん。久しぶり。百年ぶりくらいかしら。』

珠「そうですね。前は愈史郎が鬼になったばっかりの頃に会いましたよね。」

炭「えっ百年ぶり!?A何者なんだ?」

炭治郎いたんだ。

どうしよう。

『百年は冗談だよ。』

炭「嘘の匂いがする。それにAから薄っすらと鬼の匂いがする。」

血鬼術を使いすぎた疲労で眠っていたから自分の気配を隠す血鬼術が弱まっているんだった。

それでも近くにいる人間にはわからないのだけど鼻がいい炭治郎にはバレてしまうんだ。

私は慌てて血鬼術をかける。

『炭治郎、私は禰豆子ちゃんと同じような鬼なの。そして鬼舞辻無惨の妹。隠していてごめんね。』

炭治郎すごい驚いている。

炭「Aから鬼の気配を感じたのは今日が初めてだが。」

『血鬼術でバレないようにしているから。無惨に捕まらないようにするためにも。』

炭「そうだったのか。Aからは鬼特有の異臭がしなかった。人を食べていないのか?」

『千年間一度も食べたことないよ。このことは鬼殺隊の人には秘密ね。』

炭治郎が安心したような顔をした。

炭「俺はAを信じるよ。秘密にしておく。」

よかった。信じてくれて。

禰豆子ちゃんもいるからかな。

禰「むー。むー。」

禰豆子ちゃんが私のことを抱きしめてきた。

この気配だと私を家族のように思ったみたい。私は鬼だけど。

嬉しさで涙が溢れてくる。

私は千年間家族のような温もりを味わったことがない気がする。

いつも自分を偽り、鬼だとバレたらどうしようと怯えてきたから深く人間と関わることはほとんどなかった。

炭「禰豆子離れろ。Aが泣いてる。」

『違うの。嬉しくて。』

その後珠世さんと愈史郎君と炭治郎の四人でお話しをした。

弐拾伍 朱紗丸と矢琶羽→←弐拾参 知り合い



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マリイ - 妓夫太郎大好き過ぎて 妓夫太郎優しいから (2022年5月13日 0時) (レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
かコ - あ、好きです!凄い更新楽しみです! (2020年5月22日 22時) (レス) id: 5719c88e22 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - この作品、すごく面白いです!更新楽しみです!頑張ってください! (2020年5月22日 15時) (レス) id: 75c7f9d54b (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて続きがとても気になります!これからもがんばってください!更新楽しみに待ってます! (2020年5月22日 14時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞菜 | 作成日時:2020年5月14日 1時

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