鬼舞辻無惨の妹１

弐拾参　知り合い ページ24

炭治郎サイド

Aが鬼舞辻無惨に腕を掴まれて連れていかれる。

俺はついてこないでと言われたけど心配なのでついていくことにした。

路地裏から奴とAの匂いがする。

除いてみるとAと鬼舞辻が戦っていた。

Aが強いのはなんとなくわかっていたけど一つの型を出すだけですごい迫力がある。

まずい。建物が壊れる。

と思ったが、大きな音がなり、攻撃は建物にぶつかり跳ね返っている。

どうしてそうなるんだ？

この匂いは建物に被害が及ばないように血鬼術をかけているのか。

鬼舞辻が？いやそんなことを気にかける奴じゃない気がする。

じゃあ誰が？

俺には攻撃が速すぎてほとんど見えない。

Aは無事なのかもわからない。

『月の呼吸 玖ノ型 降り月・連面』

鬼舞辻は体を何百もの肉片に分けて逃亡していった。

「A。大丈夫か。」

『私は大丈夫よ。』

言葉通りAに傷はなかった。

さっき一般人を庇ってできたはずの傷もない。

どうしてないんだ？

考えこんでいるとAの体が傾いた。

俺が体を支えると寝ている。

こんなとこで寝られてもどうすればいいんだろう。

珠「そちらはAさんですね。私の屋敷に連れていきましょうか。」

誰だろう。Aの知り合いか？でも気配が鬼。

若い女性と少年がやってきた。

炭「Aの知り合いですか？でも貴方達の匂いは・・・。」

珠「Aの知り合いです。私は鬼ですが、貴方達と同じようにあの男、鬼舞辻を抹殺したいと思っている。名乗っていませんでしたね。私は珠世と申します。その子は愈史郎仲良くしてやってくださいね。」

俺は二人についていくことにした。

珠世さんの屋敷に着いた。

炭「Aはなぜいきなり眠ったのでしょうか？」

気になったから医者の珠世さんなら原因がわかるのではないかと聞いてみた。

珠「詳しいことは本人に許可をとらないと話せませんが、おそらく能力を使いすぎたのでしょう。」

能力ってなんのことだ？呼吸の型のことか？

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