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壱 鬼舞辻無惨の妹 ページ2

私は鬼舞辻無惨の妹として平安の世に生まれた。

兄は人当たりが良くなかったが、私に対してはとても優しかった。

そして病で床に伏せていることが多かった。

どんなに優れた医師でも兄の病は治る様子がなく、病状は悪化するばかりでした。

ある日、医師が新しい薬を持ってきたがこれも効いている風がない。

それからしばらく経った頃に私は兄に会いに行った。

部屋に行くと医師が頭から血を流して死んでいた。

兄は血がついた刃物を持っていた。

その瞬間私はトリップで読んでいた漫画を思い出した。

やっと気付きました。

私の兄は鬼の始祖である鬼舞辻無惨だということを。

気づいたころには時はすでにおそかった。

このままでは鬼にされるが殺される。

そう思い、私は逃げようとした。

でも鬼の始祖から鬼殺隊でもないただの少女が逃げられるわけもなく、捕まってしまった。

鬼「一緒に鬼になろう。」

兄は私にそう言っていた。

嫌だ。鬼になんかなりたくない。

心の中ではそう思った。

残念ながら私の心の声は届かなかった。

私は首に噛みつかれて、血を注入させられた。

不思議と私は苦しむことはなかった。

その後気を失ってしまった。

起きた時には上下左右がわからないつくりの建物の中にいた。

ここがどこだか知っている。

そうだ。無限城だ。

襖が開いて兄がやってきた。

鬼「目覚めたようだな。二年も眠っていたから心配した。」

えっ二年も眠っていたの!?

お腹空いたなあ。

鬼だから人間の肉食べないといけないのかな。

それだけは勘弁してよ。

鬼「これ食べるか?」

うわっ人間の手美味しそう。

ダメよ。私はこれを食べてはいけない。

そうしないと鬼を狩る資格はない。

あっ今の思考読まれてたらどうしよう。

あれ?思考読まれてないみたい。

呪い外されている。

鬼「どうした?食べたいと顔に書いてあったが。」

『いりません。』

鬼「いらないなら私が食べる。」

うっそこで食べないでよ。

食欲がわいてきてしまう。

私は十二鬼月の上弦の零にされ、一人で外にいくことを禁じられた。

一刻も早く無限城を出て行きたい。

日に日にその思いは強くなっていた。

ついに私は兄がいない夜の間にこっそり無限城を出ていった。

弐 鬼を狩る→←設定



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マリイ - 妓夫太郎大好き過ぎて 妓夫太郎優しいから (2022年5月13日 0時) (レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
かコ - あ、好きです!凄い更新楽しみです! (2020年5月22日 22時) (レス) id: 5719c88e22 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - この作品、すごく面白いです!更新楽しみです!頑張ってください! (2020年5月22日 15時) (レス) id: 75c7f9d54b (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて続きがとても気になります!これからもがんばってください!更新楽しみに待ってます! (2020年5月22日 14時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞菜 | 作成日時:2020年5月14日 1時

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