鬼殺隊員兼、審神者になりました！

煉獄 杏寿郎【上】:拾参 ページ42

門を潜ると隣には列車が倒れており、目の前では“柱”である煉獄さんが戦っていた。




炭「！！白露さん！！」





煉「！！」





『っ…！竈門少年！』






炭治郎やその同期であろう子達はみんな重症。





とても戦える状況ではない。






『呼吸は？出来てる？』





炭「はい！ですが、俺の事は良いです！上弦の鬼が！煉獄さんに加戦してあげて下さい！」







『分かった。竈門少年はこの場から動いては駄目だよ。良いね？』






炭「はい！」






さて…






上弦の鬼…猗窩座が煉獄に攻撃する直前で間へと割り込む。



猗「鬼になれ杏寿r！…っ！！！」



『こんにちは。私とも遊んでよ』






猗「…お前！Aじゃないか！久しぶりだな！」






距離を取るために(割と重傷な)煉獄を抱えて一旦下がる。






『(少し腹が抉れてしまったか…)』









『そうだね猗窩座。』






猗「丁度良い。A、お前は無惨様の所へ連れて行く。さぁ杏寿郎！お前も鬼に『ちょっと？私行くなんて言ってないんだけど。』






煉獄をその場に置くと、






雷ノ呼吸で脚力を強化して上限との距離を詰める







『…［雪ノ呼吸、参ノ型“氷柱”(つらら)］』





雪ノ呼吸とは水ノ呼吸の派生で技も似たようなのが多い。


因みにこの呼吸は打ち潮に似ているが打った後に鬼が凍る。





猗「ははっ！A！お前会う度に違う呼吸を見せてくれる！」







上から首を狙って刀を振り下ろすと腕だが切れた。






猗「！(これは少し部が悪い…夜明けも近い…)杏寿郎！本当に鬼になる気は無いか！？」






煉「無い！！！！」





『猗窩座。ここは引くつもりだろう？ならば無惨に伝えておけ。“青い彼岸花なぞ探しても無駄”とね。』






猗「！分かった、伝えよう。それじゃぁなA、杏寿郎。次会う時に鬼になる決意をしておけよ」





『杏「なる気は無い」』






シュッと音を立てると猗窩座はその場から消えた。






『煉獄さん、大丈夫か？』






煉獄「あぁ大丈夫だ。それよりも竈門少年等は？」






『無事だよ。貴方のお陰でね。』





炭「煉獄さん！！！！」






呼吸を使ってはいるがこれは…






『こんのすけ。これ、政府でどうにか出来る？』






こ「…流石に全開、とまでは戻せませんが…」






『十分だよ。煉獄さん、私と一緒に付いてきて貰えるかな？』






煉獄「む、白露少女にか？」






『そう。』

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