鬼殺隊員兼、審神者になりました！

参 ページ18

確か無惨の跡はこっちに…




？「「御意」」




シュッと音を立てて二人の鬼が消える。




『無惨。お前がこんな所にいるなんて珍しいじゃないか。』





無「…A。」





『それに先程のは妻と子供か？否、非常食か？稀血なのか？』




無「お喋りも大概にしろ。」




そう言って腹に風穴を開けようと手を勢いよく突っ込んで来るが…





『あまり舐めないで貰おうか。』




その手を即座に切り落とす。





『お前に傷を与えたのを忘れたか？無惨。』




無「…」





片腕は消え、すぐさま腕が出てくる。





無「八年、八年消えたと思ったら急に何だ。俺の首でも取りに来たか？」





すると何処からか琵琶の音がした。





無限城に連れてかれては堪ったもんじゃない





が、




『無惨、八年とはどう言う意味だ？』




先程無惨が言っていた“六年”と言う数字が気になった。





無「そのままの意味だ。貴様、八年消息不明で私でさえ跡を追えなかった。そして質問を質問で返すな。」




無「答えろ」




私は無言でこんのすけをみた。




こんのすけは無言で目線を逸らす。




無「…」




無言でこちらを睨む無惨と数秒見つめ合った後、





私は





逃げた。





無「(逃げられたか)…」

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