全てを飲み込み唄う碧 ページ10
？？「新しい審神者を歓迎して…かんぱーい！」
全「かんぱーい！！」
大きい広間にて全刀剣男子による私の歓迎会が行われた。
？？「Aさん。飲んでますか？」
「いえ…私まだ未成年なので。」
？？「あぁ！すみません！ではジュースを持って来ますね！」
「あっはい。ありがとうございます。」
駄目だ…。
暫く三日月を観察していたけど多分三日月の言っていたことは本当だ。
さっきから全然“主”と言うキーワードじゃなくて“審神者”しか聞こえない…。
？？「はいAさん。オレンジジュースです。」
「あっありがとうございます。」
？？「どうです？主になるための方法、見つかりました？」
えっ
？？「…その様子だと見つかってませんか？」
「何の…事でしょう。」
バレたか？
いや…
この人は何を知っている？
？？「何も知りませんよ？…僕は何も知りません。ですが、貴方の助けにはなります。良く思い出してみて。貴方の意味を。」
「貴方は…」
誰？
堀川「僕は堀川国広。はじめまして。」
主さん。
最後の言葉は他の人にバレないように口パクで。
？？「おぉーい！！国広ォ！！」
堀川「はぁーい！今いくよ兼さん！！」
それじゃあ。と一礼して兼さんと呼ばれた人のところへ向かう堀川国広。
私の意味。
？？「こんばんわ。」
「？」
優しそうでふわふわしてるお兄さん。
まだ外は明るい。
昼間みたいに明るい。
？？「ここは時間が曖昧だからね〜。時間を見てみるといいよ。」
午前1時。
「えっ…もうこんな時間！？」
？？「ふふっもう部屋にお戻り「髭切」…やぁ。えぇっと大丸？」
鶴丸「鶴丸だ。君は名前に丸が付くとすぐ忘れる呪いにでもかかってるんじゃないか？」
髭切「そうそう鶴丸だ。いやぁ今のは完全にド忘れだよ。」
あははっと笑う髭切さん？
鶴丸「…はぁ、まぁいい。Aを渡せ。俺が送って行く。」
髭切「俺が送って行くって…それしかできないからでしょ？」
鶴丸「？どう言う意味だそれ？」
鶴丸が髭切を掴もうとした所で間に三日月が入ってきた。
三日月「待て。下がれ鶴丸。」
鶴丸「良いのか三日月？俺は「良いから下がれ」…分かった。」
紅い桜を残して消えた鶴丸。
三日月「…さて。どう言う事か説明して貰おうか髭切」
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作者名：朧夜 | 作成日時：2018年12月17日 14時
