最強の付き人さん

19. ページ21

紅「派手好きの勘太郎が焔人になっちまった」



ｿｲﾔｯｾｲﾔｯ！ｿｲﾔｯｾｲﾔｯ！



森羅「何を始める気だ…？」



紅「始めるぞ！祭りだァ！！」




お、始まった。



『熠、天灯、逃げ遅れた町民が居ないか確認、いたら避難させて。』




上空を見ると紅の纏がすぐ上を飛んできた。




ドンドンドン！！




『よっと』




崩れた家に着地をして壊れかけている家の基礎を切っていく。




ドン！バキ！




森羅「民家が！？Aさんも！！」




紅「…」




ﾎﾞｯ



纏を回し、摩擦で火をつけるとその火を増大させて飛ぶ。




アー「飛んでったぞ…」




森羅「あの大隊長の能力は…」




紅「…そこにいたかクソジジイ！！！」




「「若ーーー！！」」




『間にあった！勘ちゃん！！！』




ドンドンドン！




森羅「また街を…」




「家は壊れたら直せばいい。でも焔人になっちまった勘太郎の命はこれで最後なんだ。」



森羅「…」




アー「どうなってるんだ…着火させて炎を操っている…あの姫も炎も火を出して操っている…」




茉希「あの纏や手袋に仕掛けがあるのかも…」





紺「若とお嬢はな、第三世代の発火能力、第二世代の操作能力を持つ、自由自在に着火して、操る事などおちゃのこさいさい。唯一無二の煉合消防官だ。」

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