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「あっちーな..」
にしても...俺っていいやつだな
「なんで俺?!」
「親友だろ？(笑)」
なんて肩を組んできたあいつ
親友？
そうだったか？
「他の奴に言えよ」
“冷てーな”
って呟いた後
「言ったさヒョンとドンヘに」
何故...そのチョイス？
まぁ...仲が良い...な
「考えても見ろよ？
あの二人がしてくれると思うか？」
思わんな
「他の奴に...」
「あのな？
ソンミニやリョウギに頼むとするだろ？」
次はその二人なのか？
「どうなると思う？」
きっちりしてくれるだろ？
「あいつら義務みたいに週に一度はなんとかしようとして
そんな事させれねぇだろ？」
あぁ...そうかもしれんな
「マン...」
言い終わる前に
「すると思うか？
まぁ...しても半年に一回位だろ？」
...
「シウォニは、忙しすぎるし
ヒョクは...あいつ勝手に片付けて
どこに何があるか解んなくなりそうだろ？」
...的は得てる
「だから、お前(笑)」
盛っ大に吐いてやった溜息を
肯定と受け止めたあいつが
「悪ぃな(笑)
月１か二ヶ月に1回でいいから(笑)」
それだけ言うと肩を叩いて去っていった
いつだってあいつに口でかなう事なんて
無いんだよなぁ
俺にないものを持ってるあいつ
あいつに無いものは俺が持ってるって
あいつは言うけどな...
律儀に
空気の入れ替え
それだけの為に来るとはな(笑)
あいつから教えられた数字を入れる
その度に
あいつの馬鹿さ加減に心がグッとなる
どんな思いで毎回入力してたんだよ
はぁぁ...
秋だって言われる月なのに
まだまだ蒸し暑くて
前回同様こもった匂いと
ムッとする暑さが襲ってくるのを覚悟して
扉を開いた
...
ん？
こもったどころか...空気が流れてる？
あいつが帰ってきてるはずもなく
覚悟して部屋にそろっと入っていった
...何だこれは？
人が居ない家じゃない
そこここに生活感が出てる
どういう事だ？
開けられた窓
リビングの扉
飲みかけのカップ
おいおい...勘弁してくれよ
誰が住み着いてんだよ？
リビングから続く寝室に足を向けると
ベッドの上で胎児みたいに丸くなって眠るAを見て思わず声をあげそうになった
お前...何してんだ？
平日の真昼間に？
“Aが来てることもあるかもしんねぇ”
あいつの言葉を思い出した
けどな？
これ、来てるじゃなくて
住んでるぞ？
どういう事なんだ？
もう一回盛大に溜息を吐いた後
キッチンで珈琲でも入れることにした
起きるまで待つとするか
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棚科 - 読み応えのある作品で楽しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月2日 4時) (
レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
棚科 - なんだか本場の韓流ドラマをみているようでした。複雑で、じれったくて、(いい意味で！)ため息が出てしまうところとか。そろそろこの押し問答に飽きてきたなーと思った所で場面がガラッと切り替わるところとか。お見事！と思いました。上からですみません。 (2020年4月2日 4時) (レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん。(プロフ) - ジョンウンペンですがヨンウンと2人の距離感好きなんです。ヨンウンに逢いたくなりました。 (2017年5月8日 14時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*そのシーン、私もニヤニヤしながら書いたシーンです( *´艸｀) (2016年3月2日 16時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンペンチの私が、ヨンウンに泣かされました。ギュにバレた時、サランの顔みて笑うシーンがツボでした。楽しくて一気に読んでしまいました。 (2016年2月23日 2時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年4月9日 8時
