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はぁぁ...
思わず漏れる溜息
月に一度の気が重い日
「行くのか？」
ソファで寝転んでサランをお腹の上に座らせた彼が
顔だけこっちに向けてそう聞いてきた
「行かなきゃ...ね」
あれから一年
ヨンウナは順調に仕事をこなしてて
やりたがってた演技の仕事や、バラエティに司会にモデルに幅広いオファが来てるみたいで
ノってるみたい
“一緒にいねぇとダメなんだよお前らは”
なんて、ヒチョルに言われて
やっぱりそうなのかな？
なんて...
私がヨンウナ無しで生きれないように
ヨンウナも私を思ってくれてるのかな？
“責任感だろ？”
そうだね、ジョンウン
だけど、前進してるのはヨンウナだけで私の方は...
全く...
今日もその話をするために
戸籍上の旦那
に会いにいく
これが毎月. ..
動かない彼
宥めてもすかしても
懇願しても
動かない...
でも仕方ない
やらなきゃいけないことなんだから
「送るか？」
「いいや(笑)一人で行くよ
サランやーオンマちょっとご用事有るからね
アッパとおりこうにしててね？」
「ばいばーい」
なんて、彼の上に乗ったままお尻でピョンって跳ねて
「ヴッ...サラン...」
なんて声を聞きながら
「行ってくるね」
って部屋を後にした
「久しぶりだね」
「お久し...ぶりです」
スーツをパリッと着こなした彼と会ったレストラン
なぜこの人と食事をしないといけないのか...
「考えてくれました？」
「考えてるよ？答えは同じだけど」
ですよね...
毎回繰り返される不毛な会話
ご飯の味なんてしなくて
後は...彼がぽそっと言う言葉を聞くだけ
のはずが
「よぉ！」
サランを抱いたヨンウナが片手を挙げながら
乱入してきた
「え？！」
「あ、ここいいですか？(笑)」
無理やり私の隣に腰掛けたヨンウナ
あんた馬鹿？
思わず彼を見ると
目を閉じて深い息を吐いたあと
ヨンウナをじっと見つめて
「やっと...出てきましたね」
って言った
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棚科 - 読み応えのある作品で楽しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月2日 4時) (
レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
棚科 - なんだか本場の韓流ドラマをみているようでした。複雑で、じれったくて、(いい意味で！)ため息が出てしまうところとか。そろそろこの押し問答に飽きてきたなーと思った所で場面がガラッと切り替わるところとか。お見事！と思いました。上からですみません。 (2020年4月2日 4時) (レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん。(プロフ) - ジョンウンペンですがヨンウンと2人の距離感好きなんです。ヨンウンに逢いたくなりました。 (2017年5月8日 14時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*そのシーン、私もニヤニヤしながら書いたシーンです( *´艸｀) (2016年3月2日 16時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンペンチの私が、ヨンウンに泣かされました。ギュにバレた時、サランの顔みて笑うシーンがツボでした。楽しくて一気に読んでしまいました。 (2016年2月23日 2時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年4月9日 8時
