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「流石に病み上がりはな(笑)」
なんて笑う彼
ホントは欲しいけど...
だけどうつしてしまうのも怖くて
ただ、温もりを感じる
それだけで幸せで
「一緒に寝よ？朝まで」
そう言ってた
ヨンウナ？朝まで穏やかに二人で一緒に眠った事無いよね？
あの日は...
サランを授かったあの日は
愛を刻み合うことに夢中で
私達色んなことがちぐはぐで
いろんな順番が間違ってて
そのせいで沢山の人を悲しませて
沢山の障害もできちゃったね
だけど...一つずつ償っていこう？
一つずつ乗り越えていこう？
二人なら....
うぅん
私達三人ならきっと出来ると思うの
となりに潜り込んできたヨンウナの胸に顔をうずめて
彼の薫りを胸一杯に吸い込んだ
「なんだよ(笑)」
「ヨンウナだぁ(笑)」
「俺じゃなきゃ誰だよ？(笑)」
「ヨンウナしかいない(笑)」
ギュってヨンウナの中に入っちゃうくらい抱き締められて
少し窮屈なそこに満たされてると
「ほら(笑)病人は寝ろ」
ってお尻をポンって叩かれた
「寝かしつけて？」
甘えて見上げると
「お前は赤ん坊か？」
なんて言いながら心地よいタイミングで
ポンポンってわたしの腰でリズムを撮りながら
甘く少し掠れた声で
小さくハミングしてくれた
「この歌...好き
ずっと聞いてた」
「お前の為の...歌だからな」
そっか...
ヨンウナはほんとにたくさん残して行ってくれてたんだね
あの時も、あの時も
離れてたけど
ずっとヨンウナを感じてられたよ
その声を聞きながら
少しずつ薄れていく意識の中
「ありがと
寂しく無くしてくれて」
ずっと伝えたかった言葉を
多分
伝えたと思う
ヨンウナが
「俺も...」
って言った気がしたから
ブーン、ブーン
ってどこかで震える携帯の音で目が覚めると
目の前に顔をしかめながらまだ寝ようとするヨンウナの顔
こんな小さなことがこんなに幸せだなんて
知らなかった
腰に回ったままの彼の腕からするっと抜けて
探した携帯に映し出されたヒチョルの名前
ヨンウナのだけど良いよね？
「ヒチョ.....」
「いつまで寝てんだよ？！幸せボケしてんじゃねぇ！
こちとら戦争だぞ？」
「朝からうるさい！」
「朝？ふっざけんな！」
時計を見るとお昼までもうすぐって時間で
そんなに長い時間寝てた自分にびっくりした
「ご、ごめ！
そんなに寝るとは...」
寝ぼけ眼で起きてきたヨンウナに後ろから抱きしめられながら
サランの事を考えてた
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棚科 - 読み応えのある作品で楽しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月2日 4時) (
レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
棚科 - なんだか本場の韓流ドラマをみているようでした。複雑で、じれったくて、(いい意味で！)ため息が出てしまうところとか。そろそろこの押し問答に飽きてきたなーと思った所で場面がガラッと切り替わるところとか。お見事！と思いました。上からですみません。 (2020年4月2日 4時) (レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん。(プロフ) - ジョンウンペンですがヨンウンと2人の距離感好きなんです。ヨンウンに逢いたくなりました。 (2017年5月8日 14時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*そのシーン、私もニヤニヤしながら書いたシーンです( *´艸｀) (2016年3月2日 16時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンペンチの私が、ヨンウンに泣かされました。ギュにバレた時、サランの顔みて笑うシーンがツボでした。楽しくて一気に読んでしまいました。 (2016年2月23日 2時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年4月9日 8時
