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ヨンウナの香りに包まれてる気がして
深い深い眠りに落ちて
どの位眠ったんだろう
ずっと靄がかかったみたいになってた頭が
すっきりとクリアになってて
サラン？
いつの間にか隣で眠っているサラン
ゆったりと眠る顔を見て思わず頬が緩んでるのがわかった
あれ？
こんな風にサランに笑いかけてたかな？
ジョンウンは？
サランを起こさないように静かにリビングに通じるドアを開けると
ヒチョル...？
ジョンウンは？
「起きたか？
飯あるぞ？食うか？」
「うん」
見回すと
そこ、ここにヒチョルの奮闘したあとが残ってて
「ありがとう」
って言うと
「おー...」
って照れたみたいに背を向けてキッチンに入っていった
どの位寝たんだろう？
外は暗いけど
ジョンウンが来たのがどの位の時間なのかも解らない
あ！
「ジョンウンは？」
「そろそろ来るんじゃねぇ？」
「ジョンウン来てから食べる？」
「お前は食えるときに食っとけ
サランが起きるとゆっくり食えねぇだろ？」
そっか...
目の前に広げられた食事を摘むと
すごく美味しくて
「美味し！」
思わず声が出た
最近は味わって食べるなんてこと無かったかも？
サランの為に食べなきゃって
それだけの思いで食べてたから
「サラン...いい子じゃねぇか(笑)
さすがお前らの子だよな
俺のこと好き過ぎて(笑)
また、遊んでやるよ(笑)」
そうなの？
泣いたりしないの？
「たまーにだけどな(笑)
お前偉いよ
毎日毎日一人でずっとこれしてたんだろ？
頑張ったな(笑)」
だって...好きだもの
サランのことが愛しいもの
「みんなしてるじゃん」
「そうか？
他の奴らはたまには代わってもらってるんじゃね？」
あー...そうかも
そっかぁ
旦那さんとか...居るのかぁ
「だからな？
頼れって言ったんだよ
バーカ
今更遠慮しやがって」
いや...遠慮した訳じゃないんだよね
「んー...」
なんて言うか
そんな事すっかり忘れてたっていうか
そんなものだって思ってたっていうか
やらなきゃイケナイって思ってたし
それが当たり前だと思ってたし
「みんながしてる事だから
出来るって思ってたし...」
出来ないのが情けないって思ってたし
一人で育てるって決めたんだし
あんまり頼りすぎても
「これ以上迷惑かけたくないし」
「バカじゃねぇ？」
「は？」
「そやって頑張りすぎて壊れる方が迷惑だっつーの(笑)」
ポカって頭を叩かれた
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棚科 - 読み応えのある作品で楽しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月2日 4時) (
レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
棚科 - なんだか本場の韓流ドラマをみているようでした。複雑で、じれったくて、(いい意味で！)ため息が出てしまうところとか。そろそろこの押し問答に飽きてきたなーと思った所で場面がガラッと切り替わるところとか。お見事！と思いました。上からですみません。 (2020年4月2日 4時) (レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん。(プロフ) - ジョンウンペンですがヨンウンと2人の距離感好きなんです。ヨンウンに逢いたくなりました。 (2017年5月8日 14時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*そのシーン、私もニヤニヤしながら書いたシーンです( *´艸｀) (2016年3月2日 16時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンペンチの私が、ヨンウンに泣かされました。ギュにバレた時、サランの顔みて笑うシーンがツボでした。楽しくて一気に読んでしまいました。 (2016年2月23日 2時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年4月9日 8時
