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ビックリした...
仕事が終わって会社を出ると
「ハル！」
って呼ばれて振り向くと
フードですっぽり覆われた男の人...
「ヒ...チョルさん？」
恐る恐る尋ねた私の腕を掴むと
「行くぞ！」
って有無を言わさず歩き初めて
「え?!」
引きずられるように歩いていくと
車に乗せられた
「あいつ帰ってくるだろ？」
「うん。来週ですよね？」
「お前どうする？」
どうする？
「うーん...お家に行こうと思ってますけど？」
「それな、場所変えるぞ？」
変える？
「Aの家勝手に入れねぇだろ？」
まぁ...珍しく鍵なんてある家だし...
「あいつぜってぇカンイナの家に来るから
待ち伏せするぞ」
ってニヤっと笑った
絶対...なんですか？
訝しげに見つめる私に
「絶対だ(笑)
場所は...
あー...
めんどくせぇこのままお前ん家まで案内しろよ？
当日迎えに行ってやるから」
それが一週間前
そしてやっぱりAちゃんは来た
すごいな...なんで解るんだろう？
満足そうなヒチョルさんを見てると
「見てた時間の差だよ(笑)
あいつにはカンイナしかいねぇんだ
たとえ何をしててもな(笑)」
「ハルちゃん？」
袖を引かれて振り返ると
「良くわかんないんだけど...
なんで皆ここにいるの？
で...ハルちゃんは？」
「んーと...私もよく解らないけど
Aちゃんは今日絶対にここに来るから
サランちゃんとAちゃんのおかえりなさいパーティしようって...」
“あいつら...ほんっとにバカなんだから”
なんてブツブツ言ってる割に
顔は幸せそうよ？
「お！
そう言えばな俺も行くわ」
「行く？」
「兵役(笑)9月からな(笑)」
「え?!なんで?!」
なんで？ヒチョルさんは年齢的にも...
「行かなきゃな
あいつらの為にも、あいつの為にもさ
行かなくってもいいんだけどな(笑)
俺って弟思いだろ(笑)？」
「公役...だよね？」
「だなー
今よりずっと時間ができちまうから
仕方ねぇからサラン見に行ってやるよ(笑)
秋まで頑張れよ
頑張りすぎる必要ねぇけどな
ここに3人も居んだ(笑)順番に頼れ(笑)」
サラッとそういう風に言うんだ
「順番(笑)」
だから...Aちゃんは彼らが好きなんだね
「サランヤー
私の宝物？
ここにいるおじちゃんやおばちゃんが
たーくさんサランを愛してくれるんだって(笑)
サランもたくさん好きってするのよ(笑)」
そう笑う彼女は今まで見た中で一番綺麗に見えた
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棚科 - 読み応えのある作品で楽しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月2日 4時) (
レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
棚科 - なんだか本場の韓流ドラマをみているようでした。複雑で、じれったくて、(いい意味で！)ため息が出てしまうところとか。そろそろこの押し問答に飽きてきたなーと思った所で場面がガラッと切り替わるところとか。お見事！と思いました。上からですみません。 (2020年4月2日 4時) (レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん。(プロフ) - ジョンウンペンですがヨンウンと2人の距離感好きなんです。ヨンウンに逢いたくなりました。 (2017年5月8日 14時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*そのシーン、私もニヤニヤしながら書いたシーンです( *´艸｀) (2016年3月2日 16時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンペンチの私が、ヨンウンに泣かされました。ギュにバレた時、サランの顔みて笑うシーンがツボでした。楽しくて一気に読んでしまいました。 (2016年2月23日 2時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年4月9日 8時
