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いつまでも居ても良いよ
アッパとオンマのその言葉を胸に
でもやっぱり
帰ってきた小さな部屋
「あちゅいね」
腕の中で眠る宝物に話しかけて
ベッドに眠らせた
夏
なんだなぁ
ヨンウナの背中を見送ったのも
この季節だったっけ？
今日帰る
とは言ったけど
忙しい人たちだもんね
今日から二人だけの生活が始まる
そう思うと
たくさんの不安と
少しだけの期待で
ちょっと...
押しつぶされそう
「なぁヒョン？」
休暇中あいつと飯を食ってると
少し思いつめたような顔で
話始めた
「んー？」
「A...元気か？」
そう思うなら会いに行...
無理か
「元気なんじゃね？
なんか有ったか？」
「手紙が...
あいつの実家の方から届くようになって
体調でも壊したんじゃねぇかな？」
体調ってか...
なぁ
「あー...なんかしばらくあっちに行くとか言ってたけどな
病気じゃねぇよ」
病気...ではねぇな
「なんで実家なんだ？
あいつ...避けてただろ？」
「さぁな？
なんだかんだ言っても親だしな」
「そっか...」
教えてやりてぇけどな
お前...一人で悩むだろ？
俺の手の届かねぇとこで色々考えるだろ？
お前のことだから
俺が思う決断を勝手にしちまうだろ？
そんな事させたくねぇんだよ
お前の為にもAの為にもな
なぁ、A
いつか教えてやってくれよ？
コイツがその時どんな顔するか
どれだけ喜ぶか
俺に見せてくれよ？
サラン？
パパのところに行ってみる？
なんて
行きたいのは私
ヨンウナを感じたいのも私
だけど、サランにも感じて欲しくて
サランを抱き上げて通いなれた道を
二人で進んだ
ヨンウナ！ただいま
心の中で居るはずの無い彼に
話しかけながら玄関を開けると
「遅かったな(笑)」
って...ヒチョル？
はい？
なんで？
「ほんとに来た(笑)」
ハルちゃん？
え？
ここになんでいるの？
いや...何か言ってよジョンウン！
「まぁ、上がれよ(笑)」
って手を引かれてリビングに入ると
料理が並んでて...
なんだこれは？
「抱かせろよ」
ヤダよ
あんた目付き悪いから
サランが驚くじゃん
だけど、すっごい優しい目でサランを見てて
愛しそうに笑いかけてて
そうなんだよ
ジョンウンってこんな奴なんだよね
「落としたら殺すよ？
私の宝物なんだから」
なんて言う私をフッて鼻で笑って
サランを抱き上げた
で、なんでみんなここにいるの？
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棚科 - 読み応えのある作品で楽しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月2日 4時) (
レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
棚科 - なんだか本場の韓流ドラマをみているようでした。複雑で、じれったくて、(いい意味で！)ため息が出てしまうところとか。そろそろこの押し問答に飽きてきたなーと思った所で場面がガラッと切り替わるところとか。お見事！と思いました。上からですみません。 (2020年4月2日 4時) (レス) id: f6cd9b8b46 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん。(プロフ) - ジョンウンペンですがヨンウンと2人の距離感好きなんです。ヨンウンに逢いたくなりました。 (2017年5月8日 14時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*そのシーン、私もニヤニヤしながら書いたシーンです( *´艸｀) (2016年3月2日 16時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンペンチの私が、ヨンウンに泣かされました。ギュにバレた時、サランの顔みて笑うシーンがツボでした。楽しくて一気に読んでしまいました。 (2016年2月23日 2時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年4月9日 8時
