きゃ！どんどん強くなっちゃう！3 (ページ33)

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「まあ、なんじゃ、これを機にハンターとしての研鑽を積むのもよしじゃろう」

『ハンターとしてねえ…』

ハンターならもっと簡単にいけると思ってたけど、なんだか複雑みたい

資料云々もそうだけど、全然情報不足なのは明確

「お前さんにはもっとも苦手な人付き合いもハンターには大事なんじゃよ」

『そうなのよね～。私いま天涯孤独だし』

「たまには帰っておやり。ゼノから定期的に連絡来るわしのために」

『お爺様そんなことしてるのね』

「お前さんの居場所なんてわし知らんし、気にかけろって暗にいってるのがひしひし伝わって疲れるんじゃよ。そもそもお前さんそんな非力じゃないじゃろうて、よっぽど可愛いんじゃろうな」

わからんでもないがなと茶を啜る会長

『それだけじゃない何かがあるのよねきっと』

私も静かにお茶を啜る

会長がジッと私を見てから目を逸らした

「どうだかの～、わしも似たようなことしとるし」

『ま、それはいいとして。この先どうしましょう』

「あ、十二支んに入る？暇つぶしにいいわい」

『色々嫌だわ』

嫌な無茶振りをする会長
私は断って立ち上がる

『じゃあ会長、また来るわね』

「いつでも待っておるぞ、ちゃんと家に帰るんじゃぞ」

重ねて言う会長
よっぽどお爺様からの連絡鬱陶しいんだな
まあ帰らないんだけどね

『ハンターとしての研鑽ねえ～』

そう溢して廊下を一人歩き帰った

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