きゃ！どんどん強くなっちゃう！3

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『こんにちは。ネテロ会長はいらっしゃる？』

ハンター協会は着き受付の人にそう伝える

「お待たせいたしました。あちらに見えますエレベーターで最上階までお上がりください。」

『ありがとう』

そう言ってエレベーターに乗り、最上階へ着いた

「お久しぶりです。A・ゾルディックさん」

緑の豆が話しかけてきた

『はじめまして、お豆さん』

覚えがないのでにっこり笑って誤魔化す

「ハンター試験最終日にライセンスのご説明をさせて頂きました。ビーンズと申します。」

『あら、そう。ビーンズさん、よろしくお願いします』

ビーンズに案内されるまま奥へと進む
扉の奥に通されるとそこにはネテロ会長が座って笑顔でこちらを見ていた

「久しぶりじゃの。元気にしておったか？」

『お久しぶりです。ネテロ会長もお元気そうで』

目の前に座り、ビーンズが用意したお茶を飲む

「実はお前さんの爺さんからも連絡があっての、そろそろ自分の孫がわしのところに来るからくれぐれもよろしく頼むとな」

会長はそう言って面白そうに目尻を下げた

『お爺様はそれだけ伝えたの？』

「うむ、内容は本人から聞けとな。じゃから、楽しみに待っとった」

お爺様には先見の明でもあるのかな
それとも私の行動が単純なだけかしら

まあでもそのおかげですんなり会長と会えたならいいや

『そうですか。では、早速本題になるのだけど、会長は暗黒大陸についてご存知？』

「やはりそれか…」

『私、弟のためにそこへ行かなきゃいけませんの。どうしたらいけるのかしら？』

ざっくりと弟のことを話して、会長を見た

「うむ…お前さん、マハからは何も聞いとらんか？」

『マハお爺様？小さい時に一度だけ、でも詳しい話は全く…』

「そうか…」

『？？』

ネテロ会長は考えこむように髭を撫でた

「うーむ。結論から言うと、今は行けないんじゃ」

『いつまで待てばいいの？』

「ほほほ、そう長くはないじゃろうて」

『…？』

ネテロ会長の含ませた言い方に純粋な疑問の顔をする

ネテロ会長が暗黒大陸に関係があるのか？

『どちらにせよ、時が来るまで待てということかしら？』

「その通り！！」

『ふーん…』

やたらと力強く決めた会長を他所に考え込む

聞いても教えてくれなそうだし
てゆうかこれ、もしかしなくても私
路頭に迷っちゃったな〜

目的なくなっちゃったよ

どーしよ、これ。

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