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夜、

今夜は綺麗な星が見える

ドレスコードをした団員たちはサーカスへと向かう


「Aとっても綺麗だよ」

『ありがとうコルトピ』

隣を歩くコルトピに笑顔で返す

「おーこりゃ目立つな」

ウヴォーギンは私を見てくしゃっと笑った
褒め言葉だろうが、お礼よりも先に伝えたいことがある

『ウヴォーギンのほうが目立つよ、え?演目参加する人?』

「スーツなんて堅苦しいの着るかよ!」

「コイツのサイズが無かったんだわ」

いつもの服装と言っていいのか、野生児ファッションの彼
その隣でスーツを決めたノブナガが呆れていた

「あっても着ないと思うよ」

コルトピは指摘する

『たしかに…会場入れてもらえないわよ?』

「聞いてみなきゃわかんねぇだろ!」

そう意気込んでいたウヴォーギンだが、見事入場ゲートでストップされて1人外で待つことになっていた


団員たちはやっぱりなという顔つきでウヴォーギンへと手を振る

ゲートを通ると階段がある
登るためにスカートの裾を上げるために少し屈んだ

そして顔を上げるとクロロが手を伸ばしていた

後ろがつかえているのを感じてその手を取った

腰に手を回してエスコートしてくれるクロロは私の耳に顔を寄せて囁いた

「今ここにいる誰よりもAが1番綺麗だ」

『…アリガトウ』

片言になって返事をする
顔面がいいのはなにしても許されるから困る
クロロは少し笑って席へと案内してくれた

隣にクロロが座る
席は1番前のサーカスが最もよく見える位置

『この席…』

「潜入部隊が手配してくれた。今夜は楽しもう」

周りの団員たちも座りサーカスの開演を待つ

しばらくして会場が暗くなった

そしてステージの真ん中にスポットライトが当たり深紅の燕尾服を着た男
ステッキを持ちハットのつばをもつ

「大変長らくお待たせいたしました。
わたくし、当サーカスのリングマスター。
今宵、皆様の案内役を務めさせていただきます。

さて、我らサーカスのために日々心血を注いでおります。
この土地の皆様にも我らが誇りと夢をお届けしたく…

それでは、幻のサーカス団をとくとお楽しみください」

茶色の髪を後ろで束ねた総支配人
狐のような顔をした掴めない雰囲気の人

一礼して暗闇が広がる

サーカスが始まった

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設定タグ:HUNTER×HUNTER , ゾルディック , ヒソカ   
作品ジャンル:アニメ
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逆叉(プロフ) - 初めまして!一気読みしてしまいました…!めっちゃ面白いです!暑い時期ですので、お身体を大切になさって下さい。応援してます! (2020年8月19日 23時) (レス) id: 312e15def1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぇもふぁ | 作成日時:2020年6月23日 21時

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