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朝早く目が覚めて窓の外を見ると
島がすぐ下に見えた
その真ん中にはコロニーのような古いドーム状の競技場があった
「あ！おはよう！着く前に会えてよかった」
シャルナークが手を振りながら寄ってきた
『おはようシャル、もう始まるみたいだね』
私は笑顔でシャルナークに返した
なんだか世間がイメージする弟像はきっとシャルのような人のことを言うんだなと思いながら
「おはよう」
『おはよう』
後からクロロがやって来た
極力話したくないけど協力関係結んじゃったし、話しかけられたら返すだけしよう。
もうそろそろドームの真下
途端に飛行船の床が抜けた
「「『！！！』」」
受験者全員が落ちている
横を見たらみんな慌てふためいていた
んー、この3人なら着地直前に発でも放って衝撃和らげるくらいできるんだろうけど…
ここは恩を売っておくか
シャルナークとクロロの手を掴んだ
『ディル、私たちを守ってね』
「！」
「わー、騎士だ！」
ディルは私たち3人を抱えて難無く地面へと着地し私たちを下ろした
すぐ横で叫び声を上げながら落ちてぐしゃぐしゃになっている受験者がいた
シャルナークとクロロを見て
『これで、貸し１つ』
ちゃんと返してねと笑った
コロニーを見回すとすごい数の観客がいた
どれもこれも野蛮な奴らばっかり
無事に着地した受験者は13人
野蛮な群衆に囲まれて戸惑っているとスピーカーからがなり声が聞こえた
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作者名：ふぇもふぁ | 作成日時：2020年5月27日 0時
