きゃ！どんどん強くなっちゃう！ (ページ24)

今日:30 hit、昨日:29 hit、合計:163,253 hit

23 ページ24

1人でスーパーにも行けるようになって、家電製品とも仲良くできるようになってきた

ヒソカは早々に試合登録をして圧勝して来た
試合を見に来てねと言われて見に行ったが、ヒソカはその場から動かずに相手を殺した

熱狂的なヒソカファンがいて大盛り上がりしていた。
ヒソカ戦はチケット即完売物の人気を誇る

試合後の夜はヒソカは私の部屋を訪ねてこなかった
毎日顔を合わせていたので少し寂しい気持ちもするが、彼にも何か事情があるのだろう

ひとり時間を満喫しているとドアをノックする音がした

私はスッと念を纏い、ドアへ向かう、知らない気配

『だれ？』

「はじめましてだな、ちょっと話しねーか？」

そこには顔に傷のある大男がいた。

オーラからわかる、この男強い人だ

人のいい笑顔をして私の反応を待つ
私はわかったと言ってドアを開けて外に出る

『で、なんの用？』

「待ってくれよ自己紹介くらいさせてくれ、俺はここではスカーって呼ばれてんだ」

顔の傷が印象的だからな！と笑う

「あんたのこと、200階に上がってくるのを楽しみにしてたんだ！俺と手合わせしてくれよ！もちろん試合でさ！」

『どうして私なの？』

「あんた相当な念能力者だろ？俺は強いやつと戦いたいんだ！」

『…』

スカーって人も燃えるようなオーラを纏っている。熱血な感じ。

「このクラスでは戦いたいやつと試合日を合わせて戦う奴が多いんだぜ！そっちの方が楽しいだろ？まあ、ずる賢い奴もいるけどよ」

たしかに、ヒソカもそんなようなことを言っていた気がする

この人そんなに悪い人じゃなさそうだし、いっか当日来なければいいんだし！

『いいわよ』

「おし、それじゃあルール決めようぜ」

『ルール？』

「あんた当日試合会場に来ないつもりだろ？」

驚いた、脳筋じゃないみたいだ。

「だから試合の約束はしたから、今度は勝った方の特典を決めようぜ」

『…』

沈黙は同意ととるぜ！と言って話始める

「あんたが勝った場合のことは、あんたが決めていいぜ！今じゃなくても、勝った後でもな！
それで、俺が勝った場合、俺んところに嫁ぎに来な！」

『え？そんなの絶対嫌よ、この話は無しよ』

口約束なんて他愛もないこと、相手の要求は飲めないし私には特にいいことない

さっさと部屋に帰ろうとするが、体が動かない

『！、』

まさか

スカーはニヤリと笑った

「約束は守らなきゃダメだぜ？」

私の足首についた足枷はスカーの念によるもの

私はスカーを睨んだ