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ヒソカside

最近のボクはついてるみたいだ

しばらくは面白いことがなくていい加減飽き飽きしていたけど、この為に運を貯めていたって思えばいい気分だ

刺激を求めに有名な暗殺一家であるゾルディック家と接触したけど、大当たり
年も近いし、でも難点は仕事以外では戦闘も殺生もしないと決めていること。

どう切り崩したらいいかなと思案してるうちに、また出会った

聞けば一人暮らしをする為に家を出てきたらしい

後先考えないというか、一般的な生活能力が底辺で世間知らずな彼女

「(襲われても怪我ひとつ負わなそうだけど、なんだろう…他の理由で死んじゃいそうだな♠)」

だってほら、お話に夢中でボクを部屋に入れて楽しく話をしていることも気にしてない

酷くバランスの悪い彼女を見て真剣に考え込んでしまった
不思議そうに見上げる彼女は以前会った時の印象と正反対で、なんて言うか…

「(箱入り娘だね♣)」

家事すらできるのか危ういなと思ってボクの部屋番号と内線番号をメモして渡す

何かあったら連絡するように、そうして彼女の部屋を後にする

こうすれば彼女はしばらくここにいるだろうし、ボクへの警戒心も薄れるだろう

そう考えて部屋に戻ると電話が鳴る

ボクは笑いながら電話を取った


「A?うん♠いいよ、今から戻るよ♡」

これは思った以上に楽しめそうだと心を躍らせた

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作者名:ふぇもふぁ | 作成日時:2020年5月18日 20時

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