きゃ！どんどん強くなっちゃう！ (ページ20)

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天空闘技場についた

とりあえず受付に行けばいいのかな？

「こんにちはー！」

受付のお姉さんが素敵な笑顔で迎えてくれる

『えっと、試合に参加したいんですけど…』

「はい！それならこちらの用紙に～」

丁寧に教えてくれた通りに記入して、呼ばれるまでお待ちくださーいと言われた

キルアは小さい時から1人でこんなところで修行してたのかと思うと感動的な気持ちになってしまう

『キルアは元気かなあ…』

液晶パネルに映された試合をボーッと見ながら考える

しばらくすると名前を呼ばれた

試合会場に通される
物凄い歓声の中、会場に入るとヤジが飛んできた

「女が来るところじゃねーぞー！」

「あぶねーからさがりなー！」

室内競技場の独特な閉塞感とライト
正方形のフィールドに立って目の前の大男を見た

大男も勝利を確信した笑顔を私に向けた
余裕のある様子で私の心配をしてくる

「おいおいお嬢さん、くるところ間違えたんじゃねーのか？手加減してやるからじっとしてな」

『…』

審判が私の様子をチラッと確認して旗を振った

「試合開始！」

「こっちが気ィつかってるのに無視とはいい度胸だ！オラァ！！」

大男は短気な性格らしい。拳を振りかぶって私に襲いかかる

会場はすでに悲鳴が出ている
私そんなにか弱く見えるのかな？ちょっと嬉しい
けど、わざと負けるのは嫌

私は男の拳を避けて自分の拳を突き上げた

ドカーン！！

「「「……」」」

男は悲鳴を上げる時間もなく天井に頭から突っ込んで引っかかっている

審判が上を見上げて大男の意識がないことを確認して私に軍配を上げた

ワァァアア！！！っと歓喜の歓声が上がる

「すげーぞねーちゃん！！」

「疑ってごめんなー！つえーよあんた！！」

おっちゃん達が大盛り上がりしている

『ハハ』

手を振ってくれる人たちに私も手を振り返す

「キミ、念も習得してるみたいだね。このまま200階に行けるけど、どうする？」

『ゆっくりでいいです』

「じゃあ150階にしておくよ。頑張って！」

『ありがとう』

審判にお礼を言って会場を後にする。

受け取ったお金は150ジェニーくらい
ジュースを買って飲む

受付のお姉さんにお願いして開いたらすぐ試合を入れて欲しいとお願いしたため次の試合はすぐきた

150階でも、最初に戦った男に毛が生えた程度

その後も順調に勝ち進みあっという間に200階へと進んだ。

200階のエレベーターを降りると、出会いたくないオーラを感じた