月の子２-もうひとりのかぐや姫-【カカシ、オビト夢】

2「カカシと大蛇丸」 ページ2

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対戦者はランダムで決められる。
1戦目はサスケと、ヨロイだ。
ヨロイはカブトさんと同じチームの、小さな丸サングラスの男。


サスケは少しでもチャクラを使うと呪印が反応し痛みを伴うらしい。
かなりのハンデだけど…。

試合開始。
サスケは体術で攻める。この試合、体術縛りになりそう。

ヨロイの能力は左手で触れた相手のチャクラを吸収する。さらに脱力の効果もあるみたい。

でもさすがサスケ、敵を高く蹴り上げ体術コンボ、最後は地面に蹴り落とす、獅子連弾。
これはリーの体術を模した技だ。


これを決め手にサスケの勝利。
しかし呪印がかなり痛むらしい…。
カカシ先生がサスケを会場の裏へ連れて行く。

『…？』

それを見ていた音忍の担当上忍の男が持ち場を離れていったのに気づいた。
なにか…
なにか嫌な予感がする

『サクラ、ちょっとお手洗いに行ってくるね』

サク「わかった。けど…いつAの試合が決まるかもわからないから急いでね」

『うん』


カカシ先生たち、どこだろう。
くらい廊下をうろついていると
バチバチとチャクラが弾ける音と灯りが見えた。カカシ先生の千鳥だ！
どうやら嫌な予感が的中したみたい


駆けつけてみるとサスケは倒れカカシ先生とあの蛇男が対立していた。
後からサクラ達から聞いた話によると
伝説の三忍の大蛇丸というらしい。


大蛇丸「やめておきなさい。アナタには私にかすり傷ひとつつけられない」

シュッ

大蛇丸の頬に切り傷と血がたらり
時が止まっていれば、どんなに見切りの上手い忍でも先制攻撃を仕掛けられる

大蛇丸「クナイ？ いつのまに」

『本当は顔を狙ったんだけどね』

大蛇丸「アナタ…！ 2度も私の顔を！」

灯りに照らされるところへ出る

カカ「A…！ なぜここへ来た？！ お前が敵うような敵じゃないぞ」

大蛇丸「ククク…。いいえ、Aはカカシよりは楽しめそうだわ。その顔の包帯いい気味ねぇ」

『その節はどうも、見ますか？』

大蛇丸「…何ですって」

ぐるぐると包帯を解いていく。
形は元どおりになり少し痣が残っている程度に回復した

大蛇丸「へぇ。なかなかの腕前ね。気に入ったわ」

一歩下がる大蛇丸。逃げるつもりだ。

『待ちなさ……っ！？』

ガブリ。
壁を這っていた蛇に腕を噛まれた。

大蛇丸「A、アナタにプレゼントよ。サスケくん程のいいものじゃないかもしれないけど、適応すればそれを超える可能性も秘めてる」

また会いましょう。と言って姿を消した

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