おきばりやす ページ17
「そうだったんですね。ちなみにその方は……」
「その……あはは、立派な社会人の方です。背伸びしてるなーって感じですよね」
「いやいや！素敵やと思いますよ。
好きになるのに年齢なんか関係ないです。一緒に居って幸せならいいと思いません？」
せ、先生っ……やっぱエーミール先生最高。
そうよね、そうだよね……もう少ししたら私だって同じ大人なんだし、年齢よりも気持ちの方が大切だよね。
「……そうですよね！まだ少し、恋かどうかは分かんないですけど頑張ります！
ちなみにその大先生……さん？は、今までどのくらい恋愛経験積んでいらっしゃるんですか？」
「せやなぁ……詳細は分からないんですけど、48人彼女がいるとかいないとか」
「よっ、……！？」
相当のプレイボーイと見た。大先生ともなるお方ならそれくらい当たり前なのか……？でも48人は多くない？アイドルグループ作れるじゃん。
「ちっすちっす。A、来てたんか」
「あ、ゾムさん。こんにちは〜お邪魔してます」
3日前とは反対に(？)、今日は窓から入ってきたゾムさん。
ここんとこ私は彼と毎日顔を合わせている。何故か。キャンパスのどこにいても。
「邪魔するなら帰って〜」
「あいよ〜」
「ふふふ、すっかり私たちのノリやな」
まぁ本当に帰るんですけどね。仮眠とらなきゃ眠くて仕方ない。
「何の話してたん？」
「ええと……エーミール先生の大先生の話、です」
「大先生……？え、大先生って、あいつ？」
大先生をあいつ呼ばわりとは……なんだかつくづく侮れない人だなぁ。
「そうですよ」
「はえーまたなんで……あ、恋愛相談か？あいつに聞いても碌なこと返ってこーへんで」
「そうかなぁ……？経験豊富やからええかなーと」
「まぁな。…………あった。
はいこれ、A、見てみぃ。こいつ、この顔には注意やで」
そんな犯罪者みたいな言い方しなくても……と思いつつ、ゾムさんが差し出したスマホを見ると、完全に見覚えのある顔が映っていた。
「あー…………もう会ってますね」
「「え？」」
「3日前の夜……だったと思います。お店にいらしてました。イケメンだなーという印象でしたね」
「ほんまかA……口説かれんかった？」
「え、うーん……名前は聞かれました。あ、あとウインクされました。また来てくださるそうです！」
するとお二人はため息をついた。悪い人じゃ無いと思うけど……？
「うん、まぁ……気ぃつけや」
「おきばりやす……」
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おぼろどうふ(プロフ) - 3回目（笑）失礼します。まだ数話しか投稿されてない時から追ってましたがもう終始好きでした。完結おめでとうございます！新作も楽しみにしてますね(^^) (2021年2月19日 9時) (
レス) id: 464a1b954d (このIDを非表示/違反報告)
ウィング(プロフ) - おぼろどうふさん» 2回もコメントしていただきありがとうございます！不器用でちょっと奥手な可愛いカップルを目指して書いてるのですごく嬉しいです^^ 更新頑張ります！ (2021年2月15日 0時) (レス) id: 6d010e161a (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - 自分すぐ濡場に持っていきたがるのでこういう甘酸っぱいの滅茶苦茶好き…、1話投稿される度にニヤニヤしてます。更新頑張ってください (2021年2月14日 23時) (レス) id: 464a1b954d (このIDを非表示/違反報告)
ウィング(プロフ) - おぼろどうふさん» ありがとうございます〜！そのコメントがめっちゃ好きです……(*^^*) (2021年1月31日 14時) (レス) id: 6d010e161a (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - めっちゃ好き。お弁当から始まる恋愛とか好きじゃん… (2021年1月31日 14時) (レス) id: 464a1b954d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウィング | 作成日時：2021年1月1日 4時
