4話 師範 ページ6
〜3ヶ月後〜
〜伊黒side〜
A「師範〜! 朝食の用意できましたよ!」
伊黒「あぁ」
この女は、A。
彼女に出会ってから、早3ヶ月経った。
あれから、正式にAを継子に迎え、今は俺の屋敷で共に生活をしている。
出会った時は、青白く輝く月にも劣らない、今にも消え入りそうな儚く美しい彼女に息を呑んだものだが、今の彼女からは微塵もその姿は想像できない。
今の彼女は、太陽のような明るい笑顔で俺に微笑みかける。いくら継子とは言え、こんな俺のことを師範と慕ってくれる彼女は、俺にとって愛おしい存在といっても過言ではないかもしれない。
そういえば、柱合会議でお館様と他の柱に継子をとったことを報告した時には、かなり驚かれたな。
確かに今まで、継子をとっていなかったのは、継子になれるような優秀な隊士がいなかっただけで…ネチネチ
A「師範!師範ったら!」
伊黒「…!」
Aな声で、ハッと我にかえる。
伊黒「どうかしたか?」
A「師範ったら、ずっとぼんやりしてるんですからー。せっかくお味噌汁、上手にできたから師範に褒めてもらおうと思ったのに…」
体を左右に揺すりながら、俺の機嫌を伺うように上目遣いで俺を見つめるA
伊黒「あ、あぁ、美味いよ。」
A「本当ですか!師範!やった!」
嬉しそうに小さくガッツポーズをするA
俺の一言で一喜一憂する彼女を見ていると、あたたかい気持ちが心を満たしていくようだった。
伊黒「フッ」
Aが屋敷に来たからというもの、毎日が嵐のように過ぎていった。
いや、彼女と過ごす色付いた日々がそう感じさせたのかもしれない。
伊黒「A」
愛おしい彼女の名前を呼ぼうとした時…
?「ド派手に邪魔するぜェ」
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みぃたん(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます!続編はもっともっと楽しんでいただけように、がんばって書きます♪ぜひぜひ覗いてみてくださいね! (2020年2月4日 0時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - ドラゴンちゃんさん» 応援ありがとうございます!続編も少しずつではありますが更新していきますのでそちらも読んでいただけると嬉しいです♪ (2020年2月4日 0時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - 夏蜜柑さん» 続編も伊黒さんの魅力たっぷりに書けるようにがんばりますね♪いつもありがとうございます! (2020年2月4日 0時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - カンナさん» ありがとうございます!伊黒さん素敵ですよね!またよろしければ続編も見てくださると嬉しいです♪ (2020年2月3日 23時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - うわあああ(嬉しさの叫び) 楽しかったです!推しは伊黒さんです!楽しかったです!(大切なことなので二回言いました) (2020年2月1日 22時) (レス) id: 618a98841b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃたん | 作成日時:2020年1月13日 11時