9話 羽織 ページ11
〜Aside〜
チュンチュン
鳥の鳴き声と、いい匂いで私は目覚めた。
A「ん〜 朝?」
私はぼんやりとした目をこする。
そして、半分眠ったような状態で、昨日のことを思い出してみた。
昨日は確か、いつも通り師範と朝ごはんを食べて、
師範にお味噌を褒めてもらって、
師範の言葉を思い出すだけでニヤニヤが止まらない
あ!だめだだめだ!思い出さなきゃ!
それで音柱様が来て、
そのまま師範も任務に向かわれて、
それで、
それで…
あっ!!
そういえば私、昨日縁側で日向ぼっこしていて…
そのまま寝てしまったんだった!!
はっと起き上がると、見覚えのある羽織が視界に入った。
A「これ…」
伊黒「ようやく起きたのか、今が何時かわかっているんだろうなあ」
気配もなく後ろから声をかけられ、驚いた。
A「師範!お、おはようございます!」
伊黒「ったく、任務を終えて帰ってきたら、障子を全開で寝ている奴がいて、俺はさぞ驚いたぞ。風邪でもひきたいのかAは」
A「師範が羽織をかけてくださったので、大丈夫です!」
そう言って笑顔を向ける。
伊黒「誰かが寝坊したせいで、朝食はわざわざ俺が用意した。早く食べるぞ、ったく誰かが寝坊したせいで家事なんか」
A「師範の手料理!私!嬉しいです!」
伊黒「冷める。早くいくぞ」
振り向かずにそう言う師範。心なしか耳が赤いような…
私は師範に羽織を返し、
一緒に朝食を食べた。
〜朝食後〜
A「そういえば師範、朝食をとらずに私が起きるの待っていてくれたんですね」
伊黒「まあな、お前の食べっぷりは好ましいものがある。お前と食べると飯も一段と旨く感じるしな。」
A「し、師範〜!!!私も師範との食事は幸せです〜!!」
思わず師範に抱き着こうとすると、
ひらりと簡単に避けられた。
伊黒「今日はもうこんな時間なんだ、話してないで早く稽古をするぞ、」
なぜか、足早に去る師範を
私は幸せいっぱいな気持ちで追いかけた。
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みぃたん(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます!続編はもっともっと楽しんでいただけように、がんばって書きます♪ぜひぜひ覗いてみてくださいね! (2020年2月4日 0時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - ドラゴンちゃんさん» 応援ありがとうございます!続編も少しずつではありますが更新していきますのでそちらも読んでいただけると嬉しいです♪ (2020年2月4日 0時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - 夏蜜柑さん» 続編も伊黒さんの魅力たっぷりに書けるようにがんばりますね♪いつもありがとうございます! (2020年2月4日 0時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - カンナさん» ありがとうございます!伊黒さん素敵ですよね!またよろしければ続編も見てくださると嬉しいです♪ (2020年2月3日 23時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - うわあああ(嬉しさの叫び) 楽しかったです!推しは伊黒さんです!楽しかったです!(大切なことなので二回言いました) (2020年2月1日 22時) (レス) id: 618a98841b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃたん | 作成日時:2020年1月13日 11時