塩分の多い夕食�� ページ6
でも、気づいてしまった。
彼はお腹が空いているわけではないということに…
きっと、私の反応を見て楽しんでいるんだ。
手が止まってる、なんて急かすのに
彼の手は私のうなじや腰を優しく撫でるのをやめない
A「小芭内さん…これじゃ支度できないです」
困ったような顔をして、彼に訴えかけてみるが、
伊黒「そんなことない」
その一言も耳に触れ、
ピクリと私の体は反応してしまう。
A「もう、本当にだめです！」
私は彼の身体を自分から引き剥がす。
すると、彼は少し眉を下げ、私の隣に立った。
悲しそうな表情をする彼を見ると悪いことをした気になる…
邪魔してきたのは小芭内さんだというのに…
なんだか申し訳ない気持ちのまま
夕食の支度を進めていると、
伊黒「すまなかった、割烹着を着て、髪を纏めているお前がなんとも色っぽくて、つい我慢できなくなった…そういえば、味見はもうしたのか？」
彼は鍋の蓋を開けながら私に言った。
A「まだですよ、ちょうど今からしようかと思ってて…」
伊黒「そうか、では俺が味見してもいいか？」
え！小芭内さんが味見？
急にどうしたんだろう…
でも、そう言った彼はなんだかとても楽しそうだ。
味見をしたがるなんて
子どもみたいで可愛いな、
なんて思うと、
私は思わず表情が綻んでしまう。
A「はい、どうぞ。」
私はスプーンで少量すくい、彼の口元へはこんだ。
すると、彼は包帯を少しずらし口を開ける。
この様子もとても愛らしい、
そう思った時だった。
それを口に含んだ彼は、
ちゅっ
私に口づけた。
そして、それはどんどん深く…
彼の舌は私の口内を優しく犯していく。
それが何とも心地良くて、
私は頭まで溶けてしまいそうになった…
彼の与える快感と息が続かなくなったせいで、
足の力が抜けてしまいそうになったが、ギリギリで彼は私から離れた。
伊黒「味見はどうだった？」
彼は満足そうにそう聞く。
A「甘すぎます…」
やられた、最初からそのつもりだったのか、
そう思うと少し怒った口調になってしまった。
すると、
伊黒「もう一度、味見をした方がいいかもしれないな？」
彼は意地悪そうに笑う。
そして、その後も何度も味見は続いたのだった…
その日完成した夕食はとても塩辛かった。
それはきっと甘い甘い彼との味見のせい…
塩分の多い夕食 fin.
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みぃたん(プロフ) - りゅうさん» リクエストありがとうございます！ただ、私があまりキメツ学園を知らなくて良ければ違うご希望があればそちらで書かせて頂けたらと思います。申し訳ありません…。 (2020年2月29日 10時) (
レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - リクエストで、キメツ学園風にしてください！ (2020年2月25日 23時) (レス) id: c617ab8f6d (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - ゆるりさん» 応援&リクエストありがとうございます！風邪も仲直りもいいですね！！ぜひ書かせてください！これからも応援よろしくお願いします♪またリクエスト頂けたら嬉しいです！ (2020年2月11日 16時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり - 再度申し訳ございません。 ゆるりです。 リクエストもう一つ 思い付いたので書かせていただきます 『伊黒さんが風邪をひく』というのは どうでしょう？ストーリーはおまかせします。長文失礼しました。 なんなら切腹致します！これからも 頑張ってください！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: f0f1fd8f38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり - いつも頑張ってますね！応援してます！そんなところで、リクエストです。 ちょっとしたことで『喧嘩』から『仲直り』的な事かけませんかね…? 採用お願いします！そして無理だけはしないでください！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: f0f1fd8f38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃたん | 作成日時：2020年2月2日 23時
