わかってる�◆�バレンタインリク＊ ページ12
A「はぁ…帰りたくないなあ」
私は2人に気付かれないように、そっと後退りし、時間を潰してから屋敷に戻った。
ガラガラ
A「戻りました…」
さっきのあの様子なら小芭内さんもきっと仕事を終えて帰ってきているだろう、と思っていたのだが
シーン
屋敷の中は静まり返っていた
A「…よかった」
気付かぬ内に出た一言。
一体何がよかったのだろうかと思ったのも束の間。
伊黒「A？こんな所で立ち止まってどうした？」
A「お、小芭内さん！」
伊黒「中に入ろう」
彼の目はさっき彼女を見つめていたのと同じような優しい目だった。
だけど、自然と脚が止まる…
伊黒「どうした？さっきから浮かない表情がしているが…」
そう言うと、彼はひんやりと冷たい手で私の頬に触れた。
ぽろり
自然と涙が溢れてしまう。
伊黒「ど、どうした？」
大きく見開かれた目、垂れた眉。
彼の声からも動揺が伝わってきた。
A「小芭内さんが告白されてるのみてしまって…」
すると彼は、あぁあれか、と言わんばかりに
頭を抱える仕草を見せた。
伊黒「確かにそれは事実だ」
聞かなくてもわかっていた。当たり前だ、強くてかっこよくて優しくて、おまけに柱の彼…
任務でも他の隊士を庇い戦うことや怪我をした隊士を介抱しながら蝶屋敷に行くこともあった。
彼の女性人気は噂で知っていたのに…
きっとバレンタインでの告白もさっきの彼女だけじゃないだろう…わかってた…
A「そ、そっか」
張り付けた笑顔で答える。
彼が誰を好きになろうと私には何か言える資格はない。私、飽きられちゃったのかな…
そう思うと、
また一雫涙が伝った。
伊黒「なぜ、泣くんだ」
困ったように彼は涙を拭う。
A「だって…」
ちゅ
驚く間も無く、一瞬だけ彼の唇が触れた。
伊黒「お前はわかっていないのか？どれだけ俺がお前を好いているのかということを。」
下を向く私を優しく抱き寄せ彼は続ける。
伊黒「こうしてる今もお前が欲しくて堪らない…俺はA、お前だけを愛している。」
そう言って、真っ直ぐに見つめる彼に
気がつくと不安は消え去っていた。
伊黒「安心しろ、俺は他の女を見る時間もないくらいに、お前に首ったけだ。」
A「愛してます。私も小芭内さんのことだけを」
自然と愛が溢れる。
そんな私を彼は優しく見つめると
わかってる
そう言わんばかりの甘いキスをした。 fin.
熱�� ＊風邪リクエスト＊→←わかってる� �バレンタインリク＊
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みぃたん(プロフ) - りゅうさん» リクエストありがとうございます！ただ、私があまりキメツ学園を知らなくて良ければ違うご希望があればそちらで書かせて頂けたらと思います。申し訳ありません…。 (2020年2月29日 10時) (
レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - リクエストで、キメツ学園風にしてください！ (2020年2月25日 23時) (レス) id: c617ab8f6d (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん(プロフ) - ゆるりさん» 応援&リクエストありがとうございます！風邪も仲直りもいいですね！！ぜひ書かせてください！これからも応援よろしくお願いします♪またリクエスト頂けたら嬉しいです！ (2020年2月11日 16時) (レス) id: 0d90eb6cba (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり - 再度申し訳ございません。 ゆるりです。 リクエストもう一つ 思い付いたので書かせていただきます 『伊黒さんが風邪をひく』というのは どうでしょう？ストーリーはおまかせします。長文失礼しました。 なんなら切腹致します！これからも 頑張ってください！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: f0f1fd8f38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり - いつも頑張ってますね！応援してます！そんなところで、リクエストです。 ちょっとしたことで『喧嘩』から『仲直り』的な事かけませんかね…? 採用お願いします！そして無理だけはしないでください！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: f0f1fd8f38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃたん | 作成日時：2020年2月2日 23時
