72話 異能特務課の新人 ページ38
「種田殿。今からそっちに行ってもいいですか?」
種田『終わったか。ああ、来い。本部前で待っておるから。』
「了解です。着いたら私から声掛けますんで。」
種田『ん?なんじゃ、さすがにA殿の容姿は覚えておるぞ?』
「ああ、私思いっきりイメチェンしてるんですよ。だからたぶんわかないなぁっと。」
種田『そうか。ではそちらから声をかけてくれ。では待っておるぞ。期待の新人殿。』
「あはは、プレッシャーがすごいなぁ。では。本部前で。」
そう言って電話を切った。さあ、行こうか。異能特務課の新人として。
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着いた!異能特務課まで行く廊下!お、いた。種田長官だ。
「どうも、種田殿。いや、種田長官のほうがよろしいか?」
種田「そちらは太宰A殿で逢っておるか?」
「ええ、合っています。お久しぶりですね。」
種田「それにしても、変わったのぉ。ま、太宰Aは一応死んだことになっているからな。見た目を変えないといけないよなぁ。」
「そうなんですよね。髪もバッサリ切って。今、たぶん男子に見えていると思います。」
種田「ほう。わしの執務室で面を取ってみてくれんか?」
「いいですよ。ではいきましょう。まず、皆さんに新人紹介してからですかね。」
種田「そうだな。」
長官がドアを開けてくれる。
種田「ようこそ。異能特務課へ。」
入ったとたん、仕事をしていた特務課の人たちが一斉にこちらを見た。
種田「こ奴は新しく入ることになった、Aだ。」
「みなさん、よろしくお願いします。」
そういうと、いろいろな場所から「よろしく」と聞こえてくる。これから楽しくなりそうだ。
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執務室にて
種田「では、面を取ってくれるかな?」
「はい。こんな感じです。」
私が面を取ると、長官は目を丸くして、「いつから男になったんだ。」って言ってきた。
そうか、私太宰さんを女にした感じの顔何だ。ま、そりゃ男に見えるわ。ん?待って、ていうことは今、私イケメンじゃね?!今だったらナンパしていいんじゃね?←ダメです。
「あ〜。鏡あります?」
長官が渡してくれた鏡を見るとまぁびっくり!見るからに美少年が!
「長官。ヤバいっすね。私、すっごい美少年。」
種田「お主、自画自賛するな。」
こうして異能特務課、配属初日は終わったのだった。
種田さんの口調合ってる?
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樹羅 - 軍× 区〇 ですよ? (2022年6月11日 17時) (レス) @page43 id: aaaba77e75 (このIDを非表示/違反報告)
八月猫の気紛れ日和(プロフ) - 60話からいきなり飛んで70話になってますが61〜69話はどこにあるのでしょうか? (2020年4月30日 19時) (レス) id: b673373efc (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - 月煌さん、有難うございます!頑張ります! (2019年4月14日 21時) (レス) id: ddd19fa939 (このIDを非表示/違反報告)
月煌(プロフ) - すごく良い話ですね!続きとても楽しみです。これからも頑張ってください!! (2019年4月14日 20時) (レス) id: 5c7616bba1 (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - 黒白さん。出来る限り善処します! (2019年3月23日 15時) (レス) id: ddd19fa939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クレハ | 作成日時:2019年3月3日 14時