番外編３ ハニートラップ壱 （本編は関係なし！） ページ18
今日はなぜか首領室に呼ばれた。何か特別な用事か？私は情報処理が主な仕事だから別に呼び出されるほどの仕事はないと思うんだけど。
そんなことを考えていたら、首領室前警備の黒服さんがドアを開けて待機していた。
「有難うございます。お仕事お疲れ様です。」
そういいながら首領室の前まで歩く。
「首領。太宰Aです。入ってもよろしいでしょうか。」
ドタバタ ああ、またやってるのか。30分経っても許可は出ない。仕方ない。強行突破だ。
足をドアに向けて放つ。すると派手な音がしてドアが思い切り開いた。
「首領、呼び出しに応じ来ましたが、30分も待たされるとは思いませんでしたよ。」
そういったとたんエリスちゃんを追いかけまわしていた首領が冷や汗を垂らす。
森「あ、あはは。ご、ごめんね。今度何かおごるからさ。許して？」
「はぁ。仕方ないですね。(とびっきりたかいものおごらせよう。)」
「で、何の用ですか。」
首領は椅子に座り、こちらを見つめる。その眼は組織の長としての目だった。
森「君にはね。ハニートラップをしてもらいたいんだよ。」
「…私そういうのやったことないし、失敗する可能性もあります。それに私美形ではないので、辞退させていただきます。」
森「首領命令だ。やりなさい。」
「うっ。分かりました。でも、ちゃんと教えてくださいよ。やり方。」
森「分かっているよ。今回のターゲットはポートマフィアに与している会社のご子息だ。その会社が最近薬の取引をしているらしくてねぇ。一寸邪魔なんだ。あるパーティーに出席して来てくれたまえ。」
「分かりました。ですがパーティーともなれば私誰かにエスコートされなければいけないのでは？」
森「ああ、その相手は…
首領が言おうとしたとき首領室のドアが開いた。入ってきたのはわが弟、太宰治だった。
治「何の御用でしょうか首領。そしてなんで姉さんもいるんです？」
森「ああ、来たね。太宰君。君にはAちゃんの任務のお手伝いをしてほしいんだよ。」
治「どういうことですか？」
「私、パーティーに出てハニトラしないといけないんだって。だから治にはエスコートをお願いしたいんだよ。」
治「ああ、そういうこと。分かりました。引き受けます。因みにそのパーティーはダンスもあるので？」
森「嗚呼、あるよ。」
その言葉にAの顔が曇った。
森「よろしくね。Aちゃん♪」
森はどす黒い笑みでそう言った。
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樹羅 - 軍× 区〇 ですよ？ (2022年6月11日 17時) (
レス) @page43 id: aaaba77e75 (このIDを非表示/違反報告)
八月猫の気紛れ日和(プロフ) - 60話からいきなり飛んで70話になってますが61〜69話はどこにあるのでしょうか？ (2020年4月30日 19時) (レス) id: b673373efc (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - 月煌さん、有難うございます！頑張ります！ (2019年4月14日 21時) (レス) id: ddd19fa939 (このIDを非表示/違反報告)
月煌(プロフ) - すごく良い話ですね！続きとても楽しみです。これからも頑張ってください！！ (2019年4月14日 20時) (レス) id: 5c7616bba1 (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - 黒白さん。出来る限り善処します！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: ddd19fa939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレハ | 作成日時：2019年3月3日 14時
