19話 ページ20
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「君は…∞女子！」
「麗日お茶子です！えっと飯田天哉くんに、爆豪Aくん！…と、緑谷、…デクくん！だよね！！」
「デク！？」
どうやら彼女は勝己の言葉を誤解して本名がデクだと思っているようだ。
「デク」それは、勝己が小さい頃につけた「木偶の棒」と言う意味のあだ名
あんまり好きじゃない。
「頑張れって感じで、なんか好きだ！」
ニコッと花が咲いたように笑う彼女は出久と同じように眩しかった。
顔を赤くして返事をする出久を見ると何故か、胸が痛んだ。
「Aくん、質問してもいい？」
麗日、飯田と別れたあと、夕焼けの下で出久にそんなことを聞かれる
真っ直ぐな曇りのない瞳が怖かった。
『…うん。何？』
「ずっと、思ってたんだけど、……いや、これが僕が口を出すようなことじゃないってことも分かってる。
だけど、Aくんが僕を助けてくれてた時のみたいに僕も君を助けたいんだ。」
『…早く言えよ』
「うん、ごめん。
……Aくんは、かっちゃんのこと、どう思ってるの？」
そんな遠回しの言い方しなくたって伝わるのに
緑谷出久。俺はお前のそういうところが「可哀想」だと思う。
面倒なことにいちいち首を突っ込んでくるな
人の心に勝手に踏み込んで、どうせ荒らすだけ荒らして、勝手に満足して帰るんだろう
お前と俺は、そういう仲じゃないんだよ。
たまたま近所に生まれて、幼稚園から一緒で、面倒だから俺の弟にいじめられてるのを助けただけ
自惚れるな。
お前に俺は、救えない。
『嫌い。………なーんてな。冗談だよ』
いつものように目を細めてヘラリ、と笑う。
賢いお前ならもうこれでわかっただろう
これは拒絶だ。これ以上、踏み込んでくるな
「！……そっ、そっか、それならいいんだ。でもいつも一緒に学校に登校する所とか、見たことなかったから。ちょっと気になって…。」
『はは、勝己も友達いるしなぁ。ずっと俺と一緒に登校するのもおかしいだろ』
「そう、だよね…さっきだって、大切な弟…って言ってたしね！
…うん、なんでもない。ごめんね変なこと聞いて」
そこで、会話は終わる
夕焼けが俺を照らしているようで居心地が悪かった。
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みけはる(プロフ) - 面白かったです!!更新楽しみに待ってます！ (2023年2月8日 2時) (
レス) @page38 id: 7728ea03fe (このIDを非表示/違反報告)
るいす0317 - だいっすき！！！！かっちゃん可愛いトムラ可愛い！！！応援してます更新待ってます！ (2022年10月29日 13時) (レス) @page30 id: 0614e5eebb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2022年10月13日 20時) (レス) id: f29c562e47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - すっごくおもしろいです！！！更新頑張ってください！ (2022年10月7日 23時) (レス) id: 6a97180fe7 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 僕って凄い！こんな神作品見つけちゃうんだもん (2022年10月6日 22時) (レス) id: d844317abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：須賀 | 作成日時：2022年10月5日 21時
