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°☆..Prologue ページ1
夜空を見上げれば、瞬く星たち。
その輝きは、頭ではわかっていても
納得するには難しいくらい昔の
いま、この瞬間に煌めいた証で。
ようやく、私達の目に届いたその光は
切ないくらいに
静かに焼き付いて離れない。
飽きる事なく
永遠と眺めたくなるほど
人の心を惹きつけるその刹那の光に
私達は幾度、願いをかけるのだろう。
そこにあるのに届かない。
手を伸ばしても、届くことはない。
ただ、煌き燃え尽きていく星々に
幾度も願いをかけてしまうのは
その願いが
成就しないものだからかもしれない。
その煌めきに想いを溶かして
消してしまいたいからなのかも、しれない。
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作者名：美斐 | 作成日時：2020年1月11日 19時
