Whose Blame? (ページ5)

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もう大丈夫と伝えると昨日の大きな手がわたしを呼んだ。ついて行った先には…洗面台？

「適当に使っていいから。着替えココ置いとく、じゃ。」

｢…ぇ？｣

お風呂場の説明をざっくりされて。いや、あれは説明とゆうより…何だろ？とにかく、質問する隙もなくガラガラッと引き戸を閉められた。…まぁ、いっか。

「ねぇねぇ、広斗くん！」

「は？」

「そんな所座ってどうしたの？」

「」

「ふふ、ねぇねぇ広斗くん。そこちょ～っと退いてくれる？お兄ちゃんね歯みがきしたいの。」

「そこにあるだろ」

「」

「……オマエはさっさと入ってこい」

扉のすぐ向こうで声がするから盗み聞きしてみる。やられたらやり返す倍返しだ！(…ちょっと古いな。)ってあれ。バレてるし。なんだつまんないの。

扉から離れてパサパサになった髪を整える。するとさっきと違う声のトーンがして手を止めた。