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【第三十話】 ページ34

「誰アルかー?

今忙しいネ、後にしろヨ。」


と言いつつも玄関のガラス戸を引く神楽。


戸を開く音とほとんど同時に、神楽のげっと言う声が聞こえてきた。


「神楽ちゃーん、どうしたのー?お客さん?」


割烹着姿の新八が追って玄関に向かう。


そこには私服の沖田が立っていた。


「よー、眼鏡にチャイナ。」


「何しにきたアルか!」


「誰もてめぇになんざ用はねーよ。

A、いんだろィ。」


「沖田さんもお休みなんですか?」


キーキーと沖田に襲い掛かろうとする神楽を(なだ)めながら口を挟む。


「そうでさァ。

俺もAも今日は非番なんで、約束してた筈なんだが。」


怪訝そうな表情で部屋の中を見やる。


「ま、まぁ折角ですし、これからうちお昼なんで

沖田さんも一緒にいかがですか?」


Aさんも中にいますしと続ける。


「やっぱりいるんじゃねぇか。

Aと一緒に出るんで邪魔しやす。」


「オイ!無視してんじゃねぇヨ!

ここを通りたかったらな、私を倒してから行くヨロシ!」


玄関の前で立ち塞がる神楽。


「そっちがその気なら受けてやろうじゃねーか。」


ニヤニヤと整った顔を歪ませる沖田を見ると、

どんな人間にも平等に欠点はあるものだと思い知る。


「ちょっと2人とも!もういい加減にしなさいよ!!」


たまらず新八からのストップがかかる。


断固拒否の姿勢を続ける神楽を中に追いやり、3人で部屋へと戻った。


✴︎

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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
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やま - 次の話が気になります!!更新頑張って下さいね (2022年10月13日 17時) (レス) @page40 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ☆さん» ありがとうございます!嬉しくて何度も読み返してしまいました笑ゆっくり更新していくので気分転換がてら読んでもらえたら嬉しいです☺︎ぜひまたコメントお願いします♡ (2022年9月4日 10時) (レス) id: 496eb1da56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても好きです。21話の夢主ちゃんの言葉が、単純で、重くて、強くて、読んでいて圧倒されました。更新の度にわくわくしながら読ませてもらってます🙇‍♀️無理はなさらず、頑張ってください💖 (2022年9月1日 20時) (レス) @page25 id: f76d03d4ec (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - まつたけさん» ありがとうございます!最近一段と亀更新ですが楽しんで貰えると嬉しいです!またぜひコメントお待ちしてます☺︎ (2022年8月31日 13時) (レス) @page24 id: 496eb1da56 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけ - この小説すごく好きです。 (2022年8月15日 19時) (レス) @page22 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:威杜 | 作成日時:2022年6月18日 2時

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