真選組の精鋭隊士なのに攘夷思想が芽生えそうです。【銀魂】

【第二十五話】 ページ29

「旦那、ありがとうございます。」


これ、もうちょっと大きいのってないんですか？


と言うA。


おいおいおい冗談だろ。


これはダメだろ。


軽率だった。


神楽のパジャマにプリントされた兎は時空が歪んでしまっている。


18だよな？


え、こんな成長すんの？


これ未成年なの？


男の部屋に1人でいて良い格好じゃねぇよ…


神楽も4年後こうなるって事？


これは別居も視野に入れねぇと…


「だ！ん！な！」


いつまでもぶつぶつと訳のわからない事を呟く銀時に痺れを切らしたA。


「は、はい！！！」


「これしかないのかって！聞いてんですけど！」


「ねぇよ！

そりゃお前、ここに住んでんの俺と神楽だけだし！」


「じゃあ旦那の貸してくださいよ。」


「なんでそうなるんだよ！！！」


なんなんだよ、馬鹿なの？


男知らないの？？？


あんな男臭ぇ汚ねぇところで育つとこうなるの？


末恐ろしいわ！！


「良いじゃないですか、どこですか？」


勝手に箪笥(たんす)を開け出すA。


「ああああ、わあったよ！

出すから色々開けんじゃねぇ！」


開けていった引き出しを全速力で締めていく。


自分の部屋着を出してAに手渡した。


ありがとうございます、と再び寝室へと消えて行った。


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