それでも 、 君が好きだよ 。 【童磨、我妻善逸】

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「 … 優しくなんてない 。
でもこうやって守りたいと思うのは …！ 」




『 … っ』



「 … Aのことがずっと好きだったからだよ ！！ 言わなくても気付いてくれよ … ！！ 」




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「ねえ 、 何してるの ？」




善逸が私に好きだと言った 。

私のことが 、 好き ＿＿＿＿ ？



その言葉を理解しようとした途端
後ろから彼の声がした 。



抱きしめられてるから顔は見えないけど
すぐに分かる 。



童磨様だと 。





「もしかして信者の中に鬼が紛れてたのかな ？
部屋が汚くなってしまったなあ


で 、
誰なんだい君は 。
俺のAちゃんから離れてくれる ？」




いつもニコニコしてる童磨様からは考えられないような
凄く怒った顔をしていた 。



善逸 、 逃げて ＿＿＿＿ 。


そう言いたいけど私も恐怖で声すら出ない 。





「な、なんだよ … 聞いたことないくらいやばい音がする …」




『ぜ、善逸 … っ 、 お願いだから出ていって … ！』





そう言って怯えた顔をした善逸に言うが

善逸は私を自分の後ろに隠し
刀を持つ 。




『ねえ … ！ 善逸 … ！？ 』



.





「 ＿＿＿＿Aと一緒じゃないと帰れない 。



雷の呼吸 、壱ノ型

霹靂一閃」






なんでそうやって守ろうとするの ＿＿＿＿ 。



強くなりすぎだよ 。



いつもなら泣いて逃げてたはずなのに 。




今もそうやって逃げてよ 。





このままじゃやられてしまうから 。




お願い 、 もう会えなくなってもいいけど

死んで欲しくはないの 。







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