それでも 、 君が好きだよ 。 【童磨、我妻善逸】

. 生きていく世界が違ったよ 。 ページ3

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今でも夢に見るのはあの日のこと 。






『 ｯ … きゃあああ ！ 助けて …ｯ 』




「雷の呼吸壱ノ型 、 霹靂一閃」




『ありがとう善逸 … ！ 助かっ 』



「お前、鬼殺隊目指すなんて辞めろよ


じいちゃんが言ってた 。
お前は稀血の子って言うやつで鬼から狙われるって 。


イライラするんだよ… 。
お前が鬼を寄せて
こうやって何度も危険にさらされる 。

なのに
一緒に戦おうとされるの 。



もうさっさと帰ってくれない ？」




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1年前 、私は鬼殺隊を目指していた 。


とにかく呼吸の覚えも早く、師匠曰く強かった 。




私よりに先に修行を受けていた
我妻善逸 、 彼よりも何百倍も優れていたし優秀な剣士になれるだろうと言われていた 。




でも 、 最終選別には

行けなかった 。




だって

私が誰よりも好きな善逸から


あんなに冷たく突き放されてしまったから 。




もう目の前に現れることすら許されないと思わされるくらい


あの日の善逸が怖かった 。



それにきっと私が誰よりも好きだった人は







『きっと誰よりも私のことが嫌いだったんだろうな 。 』






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