それでも 、 君が好きだよ 。 【童磨、我妻善逸】

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善逸side



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鬼殺隊に入って1年が経った 。


弱くてほんとすぐ死にそうになるけど
なんとか任務をこなしてる生きている 。




俺は 、 死ねない理由がある 。




鬼から護りたい人が居るから ＿＿＿＿ 。




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(回想)





『善逸 ！ また逃げて来たの ？ 』




「だってじいちゃんヤベーんだよおおおおおお
俺なんて剣士になれないのに ！ 弱いのに ！
ずっと追いかけてきてさあああああ ！」



『もーう 、善逸は弱くないよ』




眉をしかめて笑うのは少し前に出会ったA 。

可愛くて 、 優しくて
たまにあざとくて
でもすぐに泣く 。 俺よりも 。


なんかこう 、 守ってあげたいと思うし
ずっと隣に居たくなる 。




俺はこの時



これが恋なんだ


って初めて知った 。




「じゃあ俺 ！ 頑張るから ！
Aお願い俺が今日乗り切ったらご褒美頂戴ねええええええええ ！」



『何言ってるの … 。 はあ』




ため息をついて俺を呆れたように見るけど


Aから聞こえる音が俺と同じだったから

俺とAは両想いだって事を知ってる 。




俺から好きだって言いたいたけどね ？

そりゃあ男の俺から言いたいたけどね ？




こんなに可愛いんだよ ？

誰かに取られるかも知れないし 。




でも 、言うのは一人前になってから 。





そう決めていた 。





そんな剣士になる頃に



Aは隣に居ない事なんて想像できなかった







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