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放課後、教室には机のリングが作られ、

その中心では上着を脱いだイトナと

殺せんせーが向き合っていた。




シロ「 ただの暗殺は飽きてるでしょう、殺せんせー?

ここは1つ、ルールを決めないかい?

リングの外に足がついたら、その場で死刑⋯

どうかな? 」


杉野「 なんだそりゃ。

負けたって誰が守るんだ、そんなルール 」


業「 いや。みんなの前で決めたルールを破れば、

先生としての信用が落ちる。

殺せんせーには意外と効くんだ。あの手の縛り 」




業の言った通り、殺せんせーには絶対的な信念がある。


“先生として生徒の信用は落とさない”と。


それはAと業自身が1番よく分かっていた。



予想通り、殺せんせーはその条件を飲んだ。


そして、“観客に危害を加えた場合も負け”

という条件も追加し、シロが合図を出す。




「「「「 !? 」」」」




生徒たちには何が起こったのか、

一瞬理解ができなかった。


目の前の光景に目をまん丸くして、

ただある一点を見つめている。


切り落とされた殺せんせーの腕ではなく、

イトナの白い触手(髪の毛)に。




『 (首元に埋め込まれた触手細胞は

髪の毛に根を張っている、というわけですか⋯) 』




Aが頭の中で思考を巡らせる中、

殺せんせーは地を這うような低い声で

“どこだ”と言った。


あまりの気迫に生徒たちは目をさらに見開く。




殺「 どこでそれを手に入れた⋯その触手を⋯! 」


シロ「 君に言う義理はないね、殺せんせー。

だが、これで納得したろう?

両親も違う、育ちも違う。だが、この子と君は兄弟だ。

⋯しかし、怖い顔をするねぇ。

何か嫌なことでも思い出したかい? 」


殺「 ⋯⋯どうやら、

あなたにも話を聞かなきゃならないようだ 」


シロ「 聞けないよ。死ぬからね 」




シロは袖を殺せんせーに向けた。


刹那、そこからは紫色の光が発射され、

殺せんせーの動きは一瞬止まる。


その間にもイトナの攻撃は繰り出され、

どんどんと殺せんせーは劣勢になっていく。




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KAINkun - あの…イトナ君の触手は頭からですよ。茅野は首であってますけど… (2020年11月14日 19時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
みやび - 爆豪くんみたいな台詞があってちょっと嬉しかったですwこの小説めっちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (2020年4月4日 15時) (レス) id: 195448bd53 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(`・ω・´)好きです!これからも頑張ってください。 (2020年3月31日 18時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ - 面白いです更新頑張ってください! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 675d13869e (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き(プロフ) - 面白いので頑張ってもらいたいとおおおおおお思いまーす!(面白いのでこれからも頑張ってください!) (2020年3月18日 9時) (レス) id: e9bd1f6a74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月29日 6時

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