.兄妹の時間 ページ14
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イトナと殺せんせーが決闘した日の放課後から、
鬼舞辻連合軍は烏間の代わりに
生徒たちの相手をしていた。
鬼の血が薄まっているとはいえ、
彼らも伊達に鬼の頂点をやってきたわけではない。
それなりに強く、
Aに信頼されている彼らが送り込まれてきた。
『 まぁ、無理もないです。私たち柱は忙しいですし、
一般隊士に任せるわけにもいきませんしね。
前世での償いも兼ねて、あなた方にやらせて正解です 』
鬼舞辻「 これくらいの頼みならやってやる 」
『 ありがとうございます。
ところで、下弦の伍の行方を知りませんか?
ずっと探しておるのですが 』
「 僕ならここだよ、A 」
ある日の放課後、
Aは休憩中の鬼たちと談笑していた。
そこへやってきたのは、
Aが何百年と探し続けていた
元下弦の伍 那田蜘蛛山の主である累だった。
彼を見た瞬間、Aは大泣きしながら抱きついた。
あまりのキャラ変に生徒たちどころか
鬼舞辻連合軍までもが驚く。
累「 泣かないでよ 」
『 っ、だって〜〜⋯! 』
鬼舞辻「 ⋯そうか。貴様らは
彼らには共通点があった。
1つ、血で姿を変えられる。
2つ、白くて透き通った綺麗な髪。
そして、1番大きな共通点は
“体が弱いことで鬼にしてもらった”
というところだった。
累「 あの時はごめん。⋯Aに辛い思いさせた 」
『 累、っ⋯! 』
生まれた年代こそ違うものの、
彼らはお互いを信頼し、支え合っていた。
そして、那田蜘蛛山での一戦で、
累は自らの頸をAに差し出した。
Aは泣きながらも柱としての任務を全うし、
累は最期にAに愛を伝えて消えていったのだ。
『 心配しましたよ⋯っ 』
累「 ごめんって。機嫌直してよ 」
『 ⋯⋯はい! 』
すっかり元気になり、笑顔を取り戻したAは、
累と手を繋いで帰っていった。
いつもなら絶対に止める伊黒も
今回ばかりは下唇を噛んで我慢し、
遠ざかる2人の後ろ姿を悔しそうに見ていた。
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テスト期間入ります^^
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KAINkun - あの…イトナ君の触手は頭からですよ。茅野は首であってますけど… (2020年11月14日 19時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
みやび - 爆豪くんみたいな台詞があってちょっと嬉しかったですwこの小説めっちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (2020年4月4日 15時) (レス) id: 195448bd53 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(`・ω・´)好きです!これからも頑張ってください。 (2020年3月31日 18時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ - 面白いです更新頑張ってください! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 675d13869e (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き(プロフ) - 面白いので頑張ってもらいたいとおおおおおお思いまーす!(面白いのでこれからも頑張ってください!) (2020年3月18日 9時) (レス) id: e9bd1f6a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月29日 6時