六十話 幼少期 ページ15
「なぁ、太刀川。お前って子供の時どんな奴だったの？」
「えっ、いや急に何？」
俺の家で実弥と伊黒と宇髄で鍋パーティをしていれば唐突に宇髄がそう尋ねてくる。
「いや、なんだかんだお前って一番謎が多いじゃねぇか。」
「そうか？」
「というかAに幼少期なんてもんあんのか？」
「あるわ！」
実弥のとんでも発言についツッコミを入れてしまった。
「不死川は何か知らないのか？この中だったらお前が一番太刀川と付き合いが長いだろう？」
「あー…つっても俺とAが会ったのってコイツが柱になるちょっと前ぐらいだからな。」
「あの頃の実弥はトガってたよね」
「確かに、俺はあの御館様への無礼は一生忘れねぇ」
「もうそれには触れんじゃねぇ…」
ガチで凹む実弥を見て相当後悔しているのが分かる。
「それより太刀川の餓鬼の時の話をしてくれ」
「どこから話して欲しい？産まれたての時？それともまだ母親の腹の中にいる時から？」
「……」
「静かに引くな」
ドン引きの表情を3人から向けられる。心外である
「赤ん坊の時の記憶あんの？」
「俺の家系は代々霊媒師やってんの。そんで生まれた俺は結構霊力持っててさァ…まじで俺の霊力に釣られて悪霊がわんさか屋敷に集まってマジでビビったわ」
「とんでもないデンジャラスベイビーが誕生したな」
俺が多分太刀川家で一番霊力があった筈だ
「そこから俺は呪術やら祓い方とか全部爺ちゃんから習った。兄と弟も習ってたけどアイツら霊力がなかったからなー」
「兄弟いんのか」
「おう、よく喧嘩して屋敷半壊させてたわ」
「規模がおかしい」
わんぱくだったんだよ
「まーそこから色々あって鬼殺隊入ってお前らとも出会ったってわけだ。」
「その色々が気になるけどまぁいいわ。とっとと鍋食おうぜ」
「まて宇髄。先に肉をとれ。そこから野菜を下の方から取っていけ」
「伊黒ってもしかして鍋奉行？」
宇髄が分かりやすく話を逸らしてホッとする。
鬼殺隊…特に柱は結構みんな重い過去を背負っている。
実弥も宇髄も伊黒も…………俺も。
「また一緒に鍋食おうな。」
「……おう！今度は派手に良い蟹買ってきてやるよ。」
「ほら、A。肉食え」
いつか鬼のいない世界でお前達とまたこうやって笑い合いたい。
――――――――
ネタ切れになってきたので誰か絡んで欲しい人とかいたらリクエストしてください！(ただし絡ませるのは何時になるか分からないが)
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まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (
レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそうwww (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2020年3月25日 21時
