二十五話 セクハラ柱 ページ26
「なんの話してたの?まさか太刀川さん、また姉を変な世界へ引きずり込もうとしたんですか?」
「俺は怪しい宗教勧誘かなんかか。」
「違うわ。最近の太刀川くんのこととしのぶの話をしてたの。」
「私の話?」
そうカナエさんが言えば眉を顰める胡蝶妹。
まぁ、自分のいないとこで自分の話されていい思いはしねぇよな。
「しのぶが可愛いって話♡」
「は!?」
「ねぇ太刀川くん!しのぶは可愛いわよね?」
「まぁ、カナエさんに似て美人でしっかりしてますよね。」
「はぁ!?」
俺が出されていた饅頭を食いながら言えば胡蝶妹は途端に顔がリンゴのように真っ赤になる。
「そうよね!」
「きゅっ、急に何言ってんですか変態!!」
「理不尽過ぎー」
カナエさんは目を輝かせながら喜ぶ。まぁ、自分の妹が褒められたら嬉しくて当たり前か。
「そう言えば太刀川くんってしのぶの名前呼ばないわよね。」
「……そうだっけ?」
「そうよ。この際呼んでみましょう!」
「ちょっと姉さん!?」
なんかねじが外れたのかぐいぐい来るカナエさん。
はぁ、言わないと帰らせてくれそうにない。
「――――――――"しのぶ"…」
「…………うっ………!」
耳まで真っ赤の胡蝶妹はバッと下を向いてしまった。
「キャー!太刀川くんイケボ!」
「でしょ〜。おっ?どうした胡蝶妹。照れちゃったの?俺の渾身のイケボとキメ顔にー」
ヘラヘラしながら胡蝶妹の周りを回れば急に涙目の顔をバッあげる。
「この…変態詐欺師!!」
バチン!!
―――――――――――――――――――――
(おまけ)
「いてぇ……」
「何やったらそんな平手打ちされんだよ。」
「名前呼んだだけだぜ?」
「仕方ねぇよ。お前は歩く
「うるせぇよ。お前に言われたくねぇよ、スケベチンピラおはぎ柱。」
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病葉 - ……………ってか五条悟ぅぅぅぅ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 5950959ea4 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 最高に面白かったです!!! (2020年12月6日 19時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁 - cvを中村悠一さんイメージにしてくださってありがとうございますm(_ _)m (2020年9月5日 21時) (レス) id: 66cf0f24ad (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - ↓空気読まないコメント (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - 弁護士と書いて実.弥と読むw (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月15日 19時