霊柱は胡散臭い【鬼滅の刃】 (ページ25)

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二十四話雑談会ページ25

「という訳だ。」

「あらあら。相変わらず太刀川くんは不死川くん達と仲がいいのね。」

「なんでそうなんすかカナエさん……」

カナエさんは俺と実弥達の話をいつも聞きたがる。
霊感が人よりあるカナエさんは俺の話を聞きながら上品にくすくす笑う。

「私太刀川くんと話すの大好きなの。非現実的で不死川くん達との会話や話聞いてるとすごく楽しいもの。」

「本人達は至って真面目なつもりなんですけどねぇ……」

「初め…不死川くんって少し心に余裕がなくて攻撃的ですごく心配だったの。でも太刀川くんと出会って不死川くんすごくまるくなってよく笑ってるところを見かけるわ。」

「あいつ俺のこと大好きなんで」

「それは太刀川くんもでしょ？」

そう言ってカナエさんはまた花のような笑顔で笑っていた。

「しのぶも太刀川くん相手だと自然体ですごく楽しそうなのよ？」

「えぇー俺舐められてるだけじゃないですか？」

「でも太刀川くんの話すると不機嫌だけどよく笑ってるわ。しのぶの笑顔はとっても可愛いのよ？」

それは俺が馬鹿にされてるだけではないだろうか？
まぁ、あの仏頂面が笑顔になるか……

「カナエさんの妹は顔は無駄に整ってるし笑ったら可愛いでしょうね」

「そうなの！」

すると突然ガラッと部屋の襖が開く。

「姉さん。カナヲが……ってまた貴方ですか。柱の癖に暇なんですか？」

「あら、しのぶ。おかえり！」

「うわっ出た本物。目が圧倒的に冷たい。」

まるでゴミを見るような目で俺を見てきやがる。
想像の中の笑った胡蝶妹の顔は一瞬で消え去った。