霊柱は胡散臭い【鬼滅の刃】 (ページ14)

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十三話朝飯ページ14

「起きろ」

「がっ！」

すやすや寝ていた筈が目を開ければ伊黒の顔があった。

「お前また鼻つまんで起こしたな。やめろよそれ。」

「声は掛けたが？あとまた鍵が空いていた｡不用心にも程がある。」

「何回声掛けた？」

「一回だ。」

「もっと粘れよ！そんで声を張れ！」

どうせ虫みてぇな声量で声掛けたんだろと言えばムッとしたのか伊黒のネチネチ攻撃される。

「あれ？実弥はどこ行った？」

「厠だ。」

宇髄は昨日のうちに任務に行ったが泊まっていった筈の不死川が見当たらず言えば伊黒が答えてくれた。

「取り敢えず朝飯だな」

「鮭のおにぎり」

「リクエストしてくんじゃねえ。」

そして朝食を並べて伊黒と帰ってきた実弥と共に食べる。

「お前らとっとと帰れよ」

「今日は蟹持ってきたんだがな。無駄足だったか」

「伊黒……愛してる。」

蟹をだされちゃ黙ってられない。海鮮系は幽霊関係ねぇし食いやすさ殿堂入りだ。

「でも今日俺と実弥は合同任務なんだよ。伊黒はお留守番な。」

「いや、共に行く」

「非番だろお前。」

「柱に休みはない」

「心意気はいいけど本当に休めよお前。背後で守護霊泣いてんぞ。」

守護霊泣くとかどんだけ働いてんだよお前。

「取り敢えず任務行ってくるな伊黒。」

「俺も行く」

「もぉめんどくせぇよお前。重い彼女見てぇなことしてくんじゃねぇよ。」

「彼女いたことあんのかA。」

「いたことねぇよ！言わせんな！」

そして結局三人で任務へと向かった。