ハルは麗らかに

Story24 ページ25

「いちご綺麗だなぁ」ﾆｺｯ

yb「ずっと眺めてるね笑」

「だって、綺麗なんですもん笑」


早くお弁当を食べ終わって、苺を食べようと
思っていたけれど。

あまりに綺麗な苺だから、つい眺めていたくなって
未だ食べれていない。



yb「ね、A！今日、一緒に帰ろ！」

「へ？私…迷惑じゃない、ですか？」



誘われるたび、この質問をしてしまう私。
そろそろ、ウザがられるかな……(苦笑)


hk「迷惑じゃないよ笑 なんなら、Aと一緒に

帰るの楽しいし？」ﾆｺｯ

「＿＿＿へっ？」



私と帰るのが楽しいなんて……
たぶん、初めて言われた＿＿



yb「ほら、大丈夫でしょ？」

「＿はいっ。一緒に帰りたい…です、」

yb「そう来なくっちゃ！」



まるで、見透かしてたみたいな宏太先輩の言葉に
驚いてる自分もいたけれど
ほんとは、私も先輩と一緒に帰りたいから。


hk「よ〜し！そろそろチャイムなるけど…

A、いちごどうする？」

「えっ？！ た、食べます！

あ、先に帰ってても大丈夫です…」



さすがに、いちご食べ終わるのを待ってもらうのは

あまりにも気が引ける。



ar「大丈夫笑 ちゃんと待つよ」ﾆｺｯ

tk「Aの苺食べてるときの顔、俺ら結構

好きだからなぁ」ﾆｺｯ



そんな雄也先輩の言葉に、照れながら苺を食べたのは
言うまでもない事実だ。←

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