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「…入学式、の日。クラス分けの、掲示板の前。…人がたくさん集まってて、全然見えなかったの。でもその時、…近くにいた宮舘君が、見つけてくれて…」
平均よりも背の低い私は、目の前の人集りにのまれて中々掲示板を見る事が出来なかった。
そんな時、『お名前は？』と隣から声がしてパッと振り向けば、爽やかで少し独特の雰囲気を纏う、男の子がいて。
『…は、橋本、Aです』
『橋本さん…橋本、…あ、あった』
『二組だよ。俺と一緒だ、よろしくね』と笑ってくれたあの日から、私は恋をしている。
一目惚れ、みたいなものだったけど、密かに彼を知っていくうちにどんどん好きになっていたのだ。
「あぁ、あの時ね。Aちゃん、随分と必死だったから」
ふふ、と懐かしむように笑う彼に「覚えてたの！？」と言えば「もちろん」と当たり前のように頷く。
「俺、一度会った人の顔と名前は、忘れないからね」
あぁ、神様。
彼にそんな才能を与えてくれてありがとう。
「その時から、ずっと好き」
思わず零してしまえば、照れたように笑う。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
